元大阪府知事の橋下徹氏が、18日放送のTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)にリモート生出演した。
【写真】橋下徹氏、安倍首相の緊急事態宣言の全国拡大意向を猛批判「この特措法はクソ法律だった」
番組では、安倍晋三首相が緊急事態宣言を全国に拡大したことや、緊急経済対策に盛り込んだ現金給付で減収世帯への30万円の給付から国民1人当たり現金10万円の一律給付への方針転換を表明したことなど、今週の政治の動きを報じた。
さらに自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国会対策委員長が14日に国会内で会談し、当面1年間、国会議員歳費を2割削減することで合意したことも伝えた。
こうした動きに橋下氏は「全般的に国民に対して血の通った制度になっていない」とした。その理由を「国会議員が黙っていても給料が保証されて、明日の飯に全然困らないような人たちがいろんな制度を考えているからです」と明かした。
さらに歳費2割削減に「2割っていう数字にだまされちゃいけません」とし「国会議員は全体で年に5000万から6000万円のキャッシュをもらっているんです。そのうちの240万円ぐらいのカットなんて実質、4パーセントから5パーセントのカットです」と指摘した。
さらに議員事務所、秘書の給与を「この固定費は100パーセント税金で保証されているんです」と指摘し「だから固定費で本当に頭を悩ましている民間の飲食店の人、中小企業の人の痛み苦しみなんかまったくわからない。そういう国会議員がいろんな制度を作っているもんだから、そんなもん血の通った制度になりません」と断じていた。
番組では国会議員の年収が歳費・約1240万円、期末手当・約640万円、文書通信交通滞在費・約1200万、立法事務費・約780円でトータルで約4170万円となっていることを紹介した。「国会議員の給料全体で2割、3割カットする」と同時にこうした固定費も「半分ぐらい削減して自分たちも困った立場になって初めて血の通った制度ができると思います」と提言していた。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース