池田拓哉
山梨県山梨市内の住宅でこの家に暮らす松元法子さん(当時49)を殺害したとして山梨県警は2日、法子さんの長男で住所不定、無職の拓也容疑者(29)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め、「母を殺して自分も死ぬつもりだった」と話しているという。県警は殺害の動機などを調べている。
捜査1課によると、拓也容疑者は7月20日午前3時~4時半ごろ、自宅にいた法子さんの首をロープで絞めて窒息死させた疑いがある。法子さんの胸や腹には深い刺し傷があり、殺害後に刃物を使って刺したとみられる。ロープや刃物は遺体のそばで見つかっており、計画的に準備して持ち込んだとみられるという。
拓也容疑者は今年に入って住んでいた法子さん宅を出て、知人宅やネットカフェなどを転々としていた。拓也容疑者は県警の調べに「(法子さんに)追い出された」と供述。「働いて自分で暮らせ」とたびたび言われたと話しているという。
拓也容疑者は法子さんの遺体を放置したとして死体遺棄の疑いで23日に逮捕されていた。拓也容疑者が電話に出ず安否がわからない、と友人から22日に110番通報があり、日下部署員が法子さん宅を訪問。法子さんの遺体が見つかった。応対した拓也容疑者は「死んでいます」と話していたという。(池田拓哉)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル