衆議院議員の河井克行氏が今年7月の参院選、妻の河井案里氏の選挙で運動員に法定上限額を超える報酬を渡し、公職選挙法に違反していた疑惑を週刊誌が報じ、河井克行氏は10月31日に法務大臣を辞任しました。辞任した河井克行氏の後任に元少子化担当相の森雅子氏が法務大臣に就きます。今回は森氏の経歴を振り返ります。
福島県いわき市生まれ、金融庁総務企画局課長補佐、金融庁検査局金融証券検査官を経て参議院議員に
森氏は1964年福島県いわき市生まれで現在55歳です。1988年に東北大学法学部卒業、1995年に弁護士登録。1999年に米国ニューヨーク大学法科大学院の客員研究員となり、2005年に金融庁総務企画局課長補佐(貸金業法)を、2006年に金融庁検査局金融証券検査官(証券・金融)を務めました。
2007年の参院選で福島選挙区から立候補し初当選。続く2013年、2019年の参院選でも当選し、現在参院議員3期目を務めています。これまで第二次安倍内閣で内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画担当)、参議院環境委員長、行政監視委員長、東日本大震災復興特別委員会筆頭理事、自民党副幹事長などを歴任してきました。
森氏の政策とは
森氏は自らのホームページにおいて政策「3つのモリと5つの約束」を公表しています。
<福島を守る>
1.東日本大震災からの復興を加速
◎復興庁の後継組織の新設・福島復興担当大臣の設置により復興・創生をさらに進めます。
◎原発の確実な廃炉。福島第一原発・第二原発の廃炉を、安全かつ迅速に進めます。
◎避難中の皆様・被災者の皆様の自立した生活への支援や、被災地の環境整備を図ります。
<経済や観光を盛り上げる>
2.新産業の創造
◎防災タウン、イノベーションコースト構想、福島新エネ構想、バッテリーバレー構想、AI・ロボット産業育成や地域ごとの魅力づくりで第四次産業革命時代の福島の新産業を創造します。
3.観光・農林水産業の強化
◎風評被害を払拭し、農林水産業の復活・商工観光産業の強化・全産業の後継者育成に力を注ぎます。
<人材の森を育てる>
4.教育・人材育成
◎教育こそ国の礎。幼児教育の無償化や世界が注目する非認知能力教育の充実、我が国が目指すべき未来社会である「Society 5.0」において活躍できる人材を育てます。
5.少子高齢化問題・医療介護・女性活躍
◎少子高齢化対策、健康福祉、医療の充実を図ります。
◎女性の活躍、ダイバーシティを進めてSDGsに貢献し、子供の貧困や虐待をなくすなど、福島県を課題解決最先端地域にします。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース