長崎の夏の風物詩「長崎ペーロン選手権大会」が7月30日、22チームが出場を予定して4年ぶりに長崎港で開催される。木製の手漕(こ)ぎ船で競う中国伝来のボートレース。2019年を最後にコロナ禍で中止が続き、昨夏もいったんは開催を決めたものの、感染者の急増を受けて直前に取りやめた。主催者は「大会を盛り上げ、ペーロンの魅力を伝えたい」と話す。
ペーロンの起源は1655(明暦元)年。長崎港に停泊中の唐船が暴雨風で沈んで多数の死者を出したことから、長崎在住の中国人が海神の怒りを鎮めようと競漕(きょうそう)したのが始まりとされる。
長さ約14メートルの船に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル