北海道大樹町のロケットベンチャー・インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は、開発中の超小型人工衛星打ち上げ用ロケット「ZERO」の燃料に、家畜糞尿(ふんにょう)から作った「液化バイオメタン」を使用する。
酪農地である大樹町では、地元の牧場で出た牛ふんを使って液化バイオメタンを製造・活用する取り組みが進んでいる。ISTは「サステイナブルな燃料であり、北海道の企業として、エネルギーの地産地消や環境問題対策に寄与したい」としている。
ZEROは150キログラム程度の超小型人工衛星を搭載できる全長25メートルの2段式ロケット。2024年度の打ち上げを目指して、各部分の開発が進んでいる。
ISTが19年に打ち上げに成功した小型ロケット「MOMO」では、燃料にエタノールを使用したが、新型ロケットには推力不足などで適さなかった。
そこで、▽液体水素などに比…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル