13日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、今年4月、東京・池袋で車を暴走させ、11人を死傷させた旧通産省・工業技術院の飯塚幸三元院長(88)が過失運転致死傷の疑いで書類送検されたことを報じた。
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調べによると、飯塚元院長の車は、赤信号を無視して直進し、自転車の男性に衝突。さらに、松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)をはねると、交差点でごみ収集車と衝突し、歩行者を次々とはねた。元院長の車は、松永さんと莉子ちゃんをはねた時、90キロ以上のスピードが出ていたという。
さらに番組では元院長は取り調べに対し「予約していたフレンチレストランの時間に遅れそうだった」と供述していると伝えた。警視庁は「アクセルとブレーキの踏み間違い」が原因だと断定し、元院長を書類送検した。
番組では若狭勝弁護士を取材し過失運転致死傷罪が確定すると「7年以下の懲役もしくは禁錮。または100万円以下の罰金が科せられる」という。一方で「実刑判決が出ても服役しない可能性を指摘「法律的には70歳を超えた場合は刑が執行停止服役しないですむという場合があると規定されている。飯塚院長の場合体がかなり弱っていることか服役に耐えられないとして執行が停止される可能性がある」と解説したコメントを紹介した。
こうした見解に司会の羽鳥慎一アナウンサーは「年齢によって事故を引き起こしたかもしれない人が年齢によって服役しないかもしれない。こんなことがあるんでしょうか」と疑問を呈した。コメンテーターで同局の玉川徹氏は執行停止の可能性に「納得できないでしょ」と指摘し「刑が確定して服役となった時に年齢的に厳しいんでそれはありませんってことになると、これはどうなんだろうと。ここは議論の必要がある。少なくとも服役すると命にかかわるとかそういうことであるのならば、少なくともその人の自由を奪うとか。家にいていいんだったら何でもやり放題でそれこそフレンチだって食べにいけるじゃないですか」とコメントした。
その上で「そうなると社会として懲役も含めてその人の更生を目指す大原則があるにしろ、それは社会通念上無理じゃないですかね。何らかの自由を奪う並の、制裁がかされない限りは納得はできないんじゃないですか」と指摘していた。
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