振り込め詐欺グループの宴会に出席し現金を受け取るなどして吉本興業から契約解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)と、謹慎中の「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)が20日、都内で謝罪会見を開いた。宮迫さんは「全ての責任は僕にあります」などと涙ながらに語る一方、問題発覚から会見まで1カ月以上かかった理由を「クビにする」などと吉本側に止められていたためと話し、2人が吉本の対応に不信感を示す場面もあった。
会見は吉本興業が関わらない形で、2人が自主的に開いた。100人を超える報道陣が詰めかけた会見場に、2人は黒のスーツ姿で現れ、冒頭深く頭を下げた。
問題となった宴会や暴力団幹部らのパーティーへの営業で、吉本は2人を含む所属芸人13人を謹慎の処分にした。宮迫さんや田村さんらは当初吉本の聞き取りに対し、金銭を受け取っていないと答えていたが、2人は後にそれぞれ100万円、50万円を受け取っていたことが判明している。
宮迫さん、会見「『静観で』と止められた」
宮迫さんは会見で、問題発覚直後、金銭授受はないと事務所に報告するよう他の芸人に指示していたことも明らかにし「今回の騒動は、僕の保身からくる軽率なうそから始まっている。そのせいで後輩たちも巻き込んだ」と語った。
田村さんも「僕の弱い部分のせ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル