愛知県津島市宇治町の空き家の物置で26日に男女2人の遺体が見つかる事件があり、遺体にはいずれも複数の刺し傷があったほか、ビニールにつつまれた状態だったことが捜査関係者への取材でわかった。県警は殺人・死体遺棄事件として捜査を始めた。
県警は2人はこの家に住んでいた70代の夫婦とみて、身元の確認を急いでいる。同居していた40代の息子は27日朝、静岡県で死亡しているのが見つかったといい、3人が亡くなったいきさつを調べている。
1人の遺体は26日午後4時半ごろ、戸建ての空き家の解体作業をしていた作業員が物置で発見。県警が調べたところ、物置からさらに1人の遺体が見つかった。司法解剖の結果、遺体は死後6~9カ月程度経っていたという。
捜査関係者によると、この家には以前は夫婦と遺体で見つかった息子が3人で暮らしていた。昨年11月に差し押さえられて競売にかけられ、今年6月に不動産会社が落札していた。
近くに住む女性は「ここ1年ほどは姿を見ていなかった。どうしたのかな、と思っていた」と話した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル