沖縄県で米軍人が逮捕される事件が相次いでいることに対し、謝花喜一郎副知事は10日、橋本尚文・外務省沖縄担当大使と田中利則・沖縄防衛局長を県庁に呼び、「強い憤りを禁じ得ない」と抗議の文書を手渡した。
県内では10月25日から11月8日の間に、傷害や器物損壊など米軍人が逮捕される事件が13件発生。
8日には、キャンプ・ハンセン(金武町など)の上等兵の男(20)が、うるま市で乗車中のタクシー運転手の首を絞め、現金やタクシーを奪ったとして、強盗容疑で逮捕された。
謝花副知事は「異常事態だ」と抗議。再発防止や、米軍人らによる事件事故の防止策を検討する日米合同のワーキングチームの開催を求めた。これに対し橋本大使は「我々からも極めて遺憾だと米側に伝えた」と述べ、「再発防止策の確実な実施を求めて取り組んでいく」とした。(藤原慎一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル