絵手紙作家で、東京都狛江市の名誉市民の小池邦夫さんが8月31日、亡くなった。82歳だった。同市が4日、発表した。小池さんは絵手紙を全国に広めるよう取り組んできた第一人者。葬儀は6日、市内で近親者のみで行う。
「絵手紙発祥の地」のオブザーバーにも
松山市の出身。1974年に狛江市に移り住み、約半世紀にわたり、絵手紙の魅力発信に尽力した。この活動を受け、市は小池さんをオブザーバーとして「絵手紙発祥の地」とする事業を始めた。狛江駅北口の壁面には、小池さんが描いた縦4メートル、横3メートルの巨大絵手紙も掲げられている。2020年に市初の名誉市民になった。
その翌年には文化芸術の振興に貢献したとして、文化庁長官表彰も受けた。松原俊雄市長は「先生のご逝去は市にとっても計り知れない大きな喪失。痛惜の念に堪えません」とのコメントを発表した。(平山亜理)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル