芝野虎丸名人(20)に井山裕太棋聖(31)が挑戦する第45期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第2局が15日午前9時から、兵庫県宝塚市の「宝塚ホテル」で始まる。
囲碁七大タイトルのうち、ふたりで六冠を占める頂上決戦。開幕戦を制した挑戦者が引き離すか、名人が振り出しに戻すか。シリーズの流れを左右する重要局は、16日夜までに決着する見通し。
14日夕、対局室の検分を終えた両対局者が宝塚ホテルで、インタビューに応じた。
第1局では劣勢から接戦へと持ち込みながら、惜しくも敗れた芝野名人。「かなり苦しい状況から押し戻したが、本来なら駄目な碁だった」と振り返り、「あまり調子はいいと言えないが、そんなに気にせずやれたら」と話した。宝塚ホテルでの対局は今回で3度目といい、「広くてきれいで、気持ちよく打てる場所。来る機会も今後多くなると思うので、いい場所になるようにしたい」と話した。
コロナ禍で前夜祭が中止になった囲碁名人戦。対局者の意気込みや解説者の展望を4本の動画でお届けします。
芝野虎丸名人「あまり調子がいいとは言えないが…」~三冠同士の頂上決戦、対局前夜~【第45期囲碁名人戦第2局】
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井山挑戦者は、第1局を「結果としてしのげたことはいい材料かもしれないが、反省点もある」と振り返った。
第2局までに2週間以上あいた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル