大分県日田市のボランティアグループ「チーム大分」(梅山忠信代表)に、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市から手作りマスク20枚が届いた。
グループが同市で復旧活動をする中で知り合った女性が、新型コロナウイルス拡大防止に役立ててほしいと手作りした“恩返しマスク”。グループは日田市の希望者に譲る予定だ。
マスクを作ったのは、宮城県石巻市の浜谷ゆみ子さん(69)。災害当時、現地で活動した梅山さんらと出会った。グループが昨年まで続けたクリスマスに石巻市の被災者にお菓子の詰め合わせを送る活動では、現地を訪れた日田市の中学生と被災者との交流会の準備役も務めた。
浜谷さんは布やひもを使い、一つ一つ丁寧に製作。15日、梅山さんの元に届いた。浜谷さんから「お世話になった日田の皆さんに」と連絡があったという。
日田市でも感染者が確認され、16日には緊急事態宣言が全国に拡大された。梅山さんは「チームの活動を心にとめて、困った時に行動を起こしてくれるのはありがたい」と感謝している。(笠原和香子)
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