警視庁の支援チーム「きずな隊」が輪島市の避難所を回り、被災者の心のケアや防犯のアドバイスをしている。
15人の警察官は5チームに分かれて、11日から輪島市内で活動。14日は石川県出身の岸知穂警部らが大屋小学校の避難所を訪れた。震災に乗じた詐欺や、ボランティアを装った避難所での盗難などへの注意喚起をしたり、近況や悩みを聞き取ったりした。
岸警部は「被災者は先が見えない。少しでも話を聞いて、この先の希望を持っていただけるようにしたい」と話した。被災者の70代男性は「地元の人が東京から来てくれた。こっちの方言で懇切丁寧に説明してくれたので、よくわかった」と語った。
きずな隊は、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震などの大災害の際に派遣されている。(塩谷耕吾)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル