関西テレビ
治療が難しいとされる、進行中の「肝臓がん」に対する新たな治療法を開発したと、近畿大学の研究グループが発表しました。
発表したのは、近畿大学医学部の工藤正俊・主任教授らの研究グループです。
進行中の「肝臓がん」には、がんに栄養を運ぶ血管を塞ぐ治療を選択するのが一般的ですが、効果が上がっていないことが課題となっています。
そこで、研究グループはがんを縮小・壊死させる効果があり、通常さらに症状が進んだ際に使う「レンバチニブ」という薬を先に投与した方が、効果が高まるのではないかと考え、検証しました。
その結果、「レンバチニブ」を先に投与して、血管を塞ぐ治療を行った方が、患者の生存期間がおよそ1.8倍延びたほか、完治した人もいたということです。
【近畿大学医学部・工藤正俊主任教授】
「本当に悪いところが1つもない治療法。欠点がない治療法」
工藤主任教授は今後、世界中にこの治療法が広まればと期待しています。
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