東京都内で4月12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに166人確認された。小池百合子知事がライブ配信している動画で報告した。166人のうち、濃厚接触101人で、そのうち87人が院内感染の疑いがあるという。
朝日新聞デジタルによると、院内感染が起きているのは東京都中野区にある中野江古田病院。病院の公式サイトによると、職員や入院患者が新型コロナウイルスに感染したとして、4月5日から外来診療と入院患者の受け入れを中止しているという。
小池知事は動画の中で、「医療現場で働く皆さまへ」というメッセージを掲出。
「我々の社会生活、1人1人の生命、最前線で支えてくださっているのが医療現場で働く皆さまです。皆さまの懸命のご尽力により、本当に多くの命が救われています。改めて心からの感謝を申し上げたい」と語り、こう呼びかけた。
「都民、国民、その命を救えるのは、感染リスクにさらされながら、自らの生活も犠牲にし、ギリギリの状態で最前線で働いている医療現場の皆さま。この努力以外のなにものでもありません」
「医療崩壊を食い止めるために、軽症者向けのホテルの借り上げなど、あらゆる手立てを講じていく。東京都の思いは医療従事者とともにあります。都民の思いも一緒です」
中村 かさね (Kasane Nakamura)
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース