長崎市に原爆が投下された8月9日にある平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表が31日、長崎県雲仙市の宮田隆さん(82)に決まった。
宮田さんは、5歳のときに長崎市立山町の自宅で被爆。8月9日の夕方、全壊した自宅に倒れ込んだ看護師が、水を求めたまま絶命した光景を鮮烈に覚えているという。
これまでNGO「ピースボート」主催の世界一周航海で、被爆体験を証言するなど核廃絶を発信してきた。6月にオーストリア・ウィーンである核兵器禁止条約の第1回締約国会議にも出席する。
宮田さんは、被爆者代表に選…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル