JR西日本と南海電気鉄道は4日、関西空港駅で、銃器などの持ち込みを自動検知するセキュリティーゲートの実証実験を報道陣に公開した。両社として初の試み。2025年大阪・関西万博までの実用化に向けて課題を検証する。
実証実験は3~5日の3日間。この日はスーツケースを持った駅の利用客らが係員の誘導に従い、改札内に置かれたゲートを通っていた。通過後に異常がないと分かると、ほっとした表情を見せる人もいた。
ゲートは米ロサンゼルスの地下鉄などで実用化されている米国製で、金属探知センサーと電波で刃物や銃器、爆発物を検知できる。空港の保安検査で使用されているゲートより精度は落ちるが、上着を脱がなくても歩くだけで検知でき、1時間に600人を検査できる。改札を大量の乗客が通過する鉄道駅での使用に適しているという。
JR西安全推進部の番匠(ばんしょう)宏基課長は「乗客の利便性を損なわずに危険物を持ち込ませない方法を探りたい」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース