椎木慎太郎 伊藤隆太郎
鹿児島県の奄美地方で20日夜、線状降水帯が発生して猛烈な雨が降り、島内の一部に避難指示が出た。大和村付近では午後6時半までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降った。
20日午後8時13分時点で避難指示が出されているのは奄美市、大和村、宇検村。対象世帯数は3市村で計1585世帯、対象者は計2647人。
鹿児島地方気象台によると、奄美地方付近に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。21日夕方にかけて、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降る恐れがあるという。21日午後6時までに予想される24時間雨量は、多いところで奄美地方北部が200ミリ、南部が80ミリ、十島村が100ミリ。
鹿児島県・沖永良部島の和泊町では、20日午前2時までの24時間の降水量が289・5ミリで、6月の観測史上1位を記録した。(椎木慎太郎、伊藤隆太郎)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル