新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の延長初日となった7日、首都圏などでは通勤客がやや増えたものの、以前と比べると人出は少なかった。その一方で、引き続き営業の自粛要請が続く都内では、一部で営業再開などの動きも。台東区のJR上野駅近くのパチンコ店には、開店前に多くの客が集まった。7都府県に宣言が出されてから1か月が経過したことで、“耐えきれなくなった”店などが自主判断を始めた形だ。
新橋のカラオケ店「カラオケの鉄人」は、1人客限定で4月11日以来となる営業を再開した。
GLAYの「春を愛する人」を熱唱したという20代男性は「久しぶりにマイクを持って歌いました。自室で歌うより気持ちがいい」と自粛のストレスを発散していた。一方、店の利用客数は激減し、午後5時の時点で約40室ある客室の20%しか埋まらず。「3密」を避けるため、食べ物の提供は行わず、各店舗で従業員は1人のみ。午後2時~4時の2時間で、一度店舗を1人で除菌した店長の男性は「午前10時から営業してますが、全く人は入ってないです」と活気のない店内に苦笑いだった。
新橋の居酒屋街も、この日から営業再開する店が目立った。ある居酒屋店の店主は「家で自粛することに疲れて。従業員や土地代を少しでも稼ぎたいのもあるが、営業再開はストレス発散でもあります」と話した。
報知新聞社
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