能登半島地震で、インフラ復旧の作業員や医療・福祉などを担う支援者らの宿泊場所が足りないことを受け、石川県は19日、輪島市や珠洲市といった被害の大きい6市町で、宿泊拠点の整備を進める方針を示した。県によると、被災地では1日あたり約8千人の支援者が活動。一方、宿泊場所が少なく、金沢市など遠方から通うことが作業効率の面から課題になっている。 国や県の聞き取り調査では現在、1日あたり、道路や水道などインフラの復旧にあたる作業員が約4千人、自治体の応援職員やボランティア、医療・福祉スタッフなどが約4千人いるという。 県は、キャンピングカーやトレーラーハウス、公共施設の空きスペースにテントを設けるなどして、6市町に約1200人分の宿泊場所を確保した。その他の人々は、避難所や役場で寝泊まりしたり車中泊したりしている。水の確保や洗濯にも苦労しており、県復興生活再建支援チームによると「過酷な環境下で活動している」状況だ。 そのため、輪島市の能登空港… この記事は有料記事です。残り857文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪司法書士会が法律相談29件の個人情報紛失 会長「深くおわび」
山本逸生2024年2月19日 20時39分 大阪司法書士会は19日、大阪市城東区で10日に開催した「遺言・相続相談会」の訪問者ら29件の個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。外部への情報流出は現時点で確認されていないという。 紛失したのは事前予約29件と、うち実際に訪れた28件の書類で、氏名や住所、相談内容などが記されていた。相談会の責任者の司法書士が11日、奈良県内の喫茶店などで集計して保管していたが、14日に書類がないことに気付いたという。 同会は相談者らに電話し、連絡がついた14人に謝罪。奈良県警に紛失届を提出した。今後は相談会の当日に集計し、同会本部に書類を提出するよう徹底するという。谷嘉浩会長は「多大な迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。再発防止に努める」との談話を出した。(山本逸生) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
休館中の宿泊施設で火災、男性1人と連絡つかず 神戸市須磨区
2024年2月19日 20時45分 19日午後6時半ごろ、神戸市須磨区の宿泊施設から出火した。神戸市消防局によると、消防車など23台が消火活動にあたっている。 兵庫県警須磨署によると、この宿泊施設は今月から耐震工事のため休館中で、宿泊客はいなかった。施設には50代夫婦と80代男性の3人が暮らしており、80代男性と連絡がつかないという。 現場は山陽電鉄須磨浦公園駅から北西へ約100メートルの山の中腹。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
当別町の赤ちゃんポスト 北海道が子どもの受け入れ中止などを要請
古畑航希 長谷川潤2024年2月19日 21時00分 北海道は19日、親が育てられない子どもを匿名で預かる「赤ちゃんポスト」(ベビーボックス)を運営する当別町の女性に、子どもの受け入れ中止などを要請した。「母子の生命や健康に甚大な影響を及ぼす危険性があった」と説明としている。 道によると、施設では今年1月、子ども2人を受け入れていた。いずれも母親は医療機関を受診しないまま自宅などで出産。妊娠中や出産後に受けられる行政支援も受けていなかった。 女性にメールで要請書を送り、未受診の妊婦の相談や子どもの受け入れを中止することや、赤ちゃんポストに関する情報発信をやめることなどを求めたという。 道は女性が、母親に今後の養育などについて十分な意思確認をしていなかったり、ホームページで「出生届を出さなくても大丈夫」などと誤った情報を発信したりしていたことを問題視し、要請を行った。 現在、子ども2人は児童相談所が保護し、健康上の問題はないという。道の担当者は「代表の女性にも子どもの命を守るという考えがあり、共感できる部分もあるが、現時点では母子の立場にたった安全な対応が行われていない」と話した。 道は、予期せぬ妊娠などで悩んだ時は、「にんしんSOSほっかいどうサポートセンター」電話(080・4621・7722)、メール(ninshin-sos@muginoko.com)へ相談してほしいと呼びかけている。(古畑航希、長谷川潤) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館湾に体長7mミンククジラの死骸が漂着 専門家が調査、病死か
野田一郎2024年2月19日 17時00分 津軽海峡に面した北海道北斗市の函館湾沿岸にミンククジラの死骸が打ち上げられているのが見つかった。専門家によると、クジラはオスの成体で体長約7メートル、体重推定約6トンで、病死の可能性があるという。腐敗が進んでおり、海岸管理者の函館市は埋め立て処分する方針だ。 漂着したのは北斗市七重浜8丁目の砂浜で、18日に見つかった。 死骸を調査したNPO法人ストランディングネットワーク北海道理事長の松石隆・北海道大学水産学部教授によると、ミンククジラとしては標準的な大きさ。死因となる外傷はなく、精巣に病変が見つかった。今後、国立科学博物館で詳しく調べる。 ミンククジラは津軽海峡で確認されており、日本海、太平洋のどちらにも生息している。通り道の津軽海峡ではミンククジラのほか、ザトウクジラ、シャチ、カマイルカなどが目撃されているという。 松石教授は「函館湾の沿岸部までミンククジラが入ってくることは珍しい。津軽海峡で死んで漂着したのかもしれない。漂着したクジラの死骸は貴重なので研究に生かしたい」と話している。(野田一郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東大が5年制新課程、27年秋入学から 定員100人、半数は留学生
東京大は、学部と大学院修士課程にまたがる5年一貫の新教育課程を、2027年秋に設置する方針を固めた。世界水準の教育を目指して英語で授業を行い、1学年の定員は100人程度。海外から約半数の学生を受け入れる想定で、現行とは異なる入試方式を検討している。 東大は昨秋、新課程の中身を検討する委員会を設置。教育内容や入試の仕組みなどについて議論している。 新課程は、市民目線で物事を考え、脱炭素化など、多分野にまたがる国際的な問題や、地域課題の解決方法をデザインできるような人材の育成を目指す。世界から教員を集めて文理を問わずに様々な授業を行うほか、留学や海外でのインターンシップなども課したい考えだ。学生が自分の問題意識に基づき、学ぶテーマや授業を決める仕組みも検討している。 新課程の名称は「College of Design(カレッジ・オブ・デザイン)」。欧米の有力大と同様、5年で修士号が取れるようにする。当初は学部3年・修士2年で検討したが、学校教育法改正が必要と判明し、学部4年・大学院修士1年とする方針だ。 欧米で主流の秋入学とし、国… この記事は有料記事です。残り467文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州・山口で春一番、暖かな南風で気温も上昇
2024年2月19日 17時45分 福岡管区気象台などは19日、九州・山口で春一番が吹いたと発表した。未明から昼すぎにかけて、各地で南よりの強い風が吹き、最大瞬間風速は長崎市で20・3メートル、大分市で16・1メートル、福岡市で14・4メートルなどを記録した。 同気象台によると、日本海を東に進む低気圧に向かって、南から暖かい空気が吹き込んだ。各地で気温も上昇し、鹿児島市や宮崎市、佐賀市などで20度を超えた。 春一番は立春から春分までの間に最初に吹く南よりの強い風。九州北部・山口地方では昨年も2月19日に観測された。九州南部・奄美地方では昨年より9日遅かった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
批判噴出の「恥ずかしい鍋」 意外性がヒット、周防大島の名物に成長
ぐつぐつ煮える海鮮鍋に小ぶりのミカンがぷかぷか浮かぶ。「わー」。土鍋のふたを開けた瞬間、家族連れから歓声があがった。 瀬戸内海に浮かぶ周防大島(山口県周防大島町)。温泉食事施設「竜崎温泉ちどり」でこの季節、よく注文が入るのが名物の「みかん鍋」だ。 「インパクトのある見た目とは反対に、柑橘(かんきつ)のさわやかな風味が魚介とよく合う。予想を裏切るおいしさ」。山口県周南市から訪れた男性(50)が目を丸くした。以前から興味はあったが、「わざわざ遠くからきて、がっかりしたくない」と二の足を踏んでいたという。 県内生産の約8割を占める島の温州ミカンをPRしようと、2006年に地元の飲食店主らが考案した「新郷土料理」。10~3月限定で、現在は島内の8店で味わえる。 作り方には守るべき「定義」があるという。 ①「鍋奉行御用達」の焼きミ… この記事は有料記事です。残り572文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「どろろ」ファンの切り絵作家、古希過ぎて一念発起 紙芝居に挑戦
多くの書籍の表紙や挿絵を手掛けてきた埼玉県川越市の切り絵作家、百鬼丸(ひゃっきまる、本名・渡辺文昭)さん(72)が紙芝居づくりに取り組んでいる。70歳を過ぎてからの新たな挑戦。年明けに就任した「小江戸川越観光親善大使」として、地域活動に力を入れていく。 山梨県富士吉田市出身。いくつかの職を経て陶芸作家をめざすなか、版画の才能を生かそうと、27歳で切り絵を始めた。現在は、川越で創作に励んでいる。 「百鬼丸」として書籍などで活躍 作家名の由来は、手塚治虫が戦国時代を舞台に描いた漫画「どろろ」のキャラクター。ファンだった百鬼丸さんが、手塚本人の了解を得て名乗ってきた。 切り絵にする対象は、武将や… この記事は有料記事です。残り769文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サッカー代表の伊東選手が告訴の女性2人を提訴 2億円の賠償求める
森下裕介2024年2月19日 14時08分 サッカー日本代表の伊東純也選手(30)が性加害の疑いで刑事告訴された問題を巡り、伊東選手側は19日、「事実無根の告訴で複数のスポンサー契約を打ち切られた」などとして、告訴した女性2人に2億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。伊東選手側の代理人が明らかにした。 訴状によると、女性側は昨年6月、大阪市内のホテルで酒を飲まされ、性的暴行を受けたとして、今年1月、伊東選手を準強制性交などの疑いで刑事告訴した。伊東選手は同年2月、虚偽告訴の容疑で女性を刑事告訴し、大阪府警がいずれも受理した。 伊東選手側は「暴行したり深酔いさせたりした事実はなく、物的証拠もない」と主張。週刊誌の報道で複数のスポンサー契約が打ち切られたとして、本来得られたはずの報酬などを失ったと訴える。伊東選手とともに刑事告訴されたトレーナーの男性も提訴し、女性らに約243万円の損害賠償を求めた。 提訴後に報道陣の取材に応じた伊東選手側の代理人弁護士は「一刻も早く名誉を回復し、伊東選手が試合に集中できる環境を作る」と話した。 女性側の代理人弁護士は、伊東選手による虚偽告訴容疑での刑事告訴後、「被害者らからの聴取のみならず、客観証拠を確認し、被害の裏付けを十分行っている。虚偽告訴ではないと確信を持っている」とコメントしている。(森下裕介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル