2024年2月9日 20時01分 大阪メトロ(大阪市)は9日、2025年大阪・関西万博の会場まで延伸する中央線について、延伸区間を含んで乗車する際は90円を加算する運賃設定を国に申請した。国土交通相の認可を受けて実施する。延伸区間は、24年度末に開業する予定。 万博会場となる大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)には夢洲駅を新設。中央線がコスモスクエア駅から夢洲駅まで延伸され、会場に直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートとなる。大阪メトロは、延伸に伴う設備投資費などを利用者に一部負担してもらうための加算と説明する。 夢洲―コスモスクエア駅間は大人運賃240円に相当する距離だが、加算が認可されると330円になる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
杉田水脈衆院議員の敗訴確定 伊藤詩織さんへの中傷投稿に「いいね」
ツイッター(現X)上の中傷投稿に「いいね」を押されて名誉感情を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏が、自民党の杉田水脈・衆院議員に220万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は杉田氏側の上告を退けた。8日付の決定。杉田氏の「いいね」を違法な侮辱行為と認め、55万円の賠償を命じた二審・東京高裁判決が確定した。 「いいね」を押すことが違法行為にあたるかが争われた訴訟が、最高裁で確定したのは初めて。 杉田氏は2018年、性被害を告発した伊藤氏を「枕営業の失敗」「売名行為」などと中傷した第三者のツイート計25件に「いいね」を押した。 二審で逆転 一審・東京地裁は「いいね」… この記事は有料記事です。残り210文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
12人かんだ四国犬、狂犬病予防注射未接種 市への飼い犬登録もなし
川村さくら 吉村駿2024年2月9日 16時30分 群馬県伊勢崎市の公園で7日夕、子どもら12人をかんでけがをさせた犬が狂犬病予防法で義務づけられている狂犬病の予防注射を受けていなかったことがわかった。市が9日、明らかにした。犬は近くの会社役員の男性(62)が飼育していたが、飼い犬としての行政への登録もされていなかったという。県警は狂犬病予防法違反や、過失傷害の疑いがあるとみて捜査している。 市や県警によると、犬はオスの四国犬(2歳)で、体長130センチ、体高60センチほど。飼い主の男性はこの犬を含めて7頭の四国犬を飼育していたという。 同法では、犬を飼う時には市町村への登録が義務づけられているが、登録されていたのはこのうち3頭のみだった。狂犬病の予防注射は年に1度受けさせる義務があるが、この3頭が最後に接種したのは約10年前。かんだ犬をふくむ4頭は登録されておらず、接種も受けていなかった。市は8日に飼い主を訪問し、早期の登録と接種を求めた。 また市教育委員会によると、けがをしたのは小学校2校の児童9人。中には足を縫った子どももいた。子どもたちの心のケアのため、市教委は臨床心理士を2校へ派遣している。子どもたちの様子が落ち着くまでは続けるという。(川村さくら、吉村駿) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
戦前引きずる天皇の政治発言 「憲法ゆえ、できませぬ」といさめる
現場へ! 側近が記した「昭和」⑤ 初代宮内庁長官の田島道治(みちじ)が天皇との会話を記した「拝謁(はいえつ)記」には、政治や外交に口を出そうとする天皇を田島が押しとどめる場面が何度も出てくる。 天皇は1952年2月18日、「吉田(茂首相)には再軍備のことは憲法を改正するべきだということを、質問するようにでも言わんほうがいいだろうネー」と改憲や再軍備に触れた。 53年5月18日には、吉田の失言で衆議院が解散した「バカヤロー解散」などをめぐり、吉田が鳩山一郎や重光葵(しげみつまもる)らと政争を繰り広げていたことを背景に「認証をしないということがある」と繰り返した。憲法上、天皇が政府の方針をそのまま追認しなければならないとされる首相の任命や大臣の認証に、異を唱えたいとの思いがにじむ発言だ。 そのたび田島は「憲法ゆえ… この記事は有料記事です。残り1229文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車内販売ワゴン「再就職」へ 抽選倍率50倍 給食で登場するかも?
細沢礼輝2024年2月9日 13時15分 東海道新幹線の車内販売終了とともに引退となったワゴンを抽選販売したところ、1台10万円という価格にもかかわらず、50倍近い申し込みが殺到したことがわかった。若干の傷や汚れが残る中古品とはいえ、もともとは安全性や機能性を追求した特注品。学校から「給食運搬に使えないか」などの問い合わせもあるといい、「再就職」は引く手あまたのようだ。 昨年10月末の車内販売終了にともない引退したワゴンは350台。一部は車内販売を続けるJR他社での活用が検討されているが、残るワゴンのうち、状態のよい50台が選ばれた。 今年1月末、1台10万円(送料、消費税込み)、1人2台までという条件で申し込みを受け付けたところ、今月5日の締め切りまでに1942件、2432台の応募が殺到。1台当たりの抽選倍率は48・6倍にのぼった。 抽選販売をした「JR東海リテイリング・プラス」(本社・名古屋市)によると、学校のほかにも「キッチンで使いたい」「オブジェとして飾りたい」などの問い合わせがあったという。 現役時代には、飲み物や弁当、土産品など50キロほどの重さになる商品をぎっしり積み込み、高速走行中の車内を行き来していたワゴンには様々な工夫が凝らされている。 安全のため、ワゴンを押すレバーから手を離せば、自動的に後輪ブレーキがかかる。重い荷物を積んでも段差を乗り越えられるよう前輪はバネ付きで、足元には前輪を浮かすためのペダルを装備。飲み物は冷たいまま運べるよう、保冷庫は断熱性の高い素材が用いられ、天井に保冷剤を載せられるという。 同社は「新幹線とともに駆け抜けたワゴンをただ処分するのではなく、欲しいと言ってくれる方に届けたいと考えた。ワゴンでもオブジェでも、希望通りに使ってもらいたい」と話す。(細沢礼輝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Sansanの名刺情報、15万件盗み見た疑い 不動産営業に利用か
名刺管理サービス会社「Sansan」の社員になりすまして同社の取引先にメールを送り、パスワードなどを不正に取得して約15万件分の名刺情報を盗み見たとして、警視庁は不動産販売会社社員の片岡和真容疑者(37)=東京都台東区=を不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕し、9日に発表した。 サイバー犯罪対策課によると、片岡容疑者は部下と共謀して2022年11月、Sansan社員と偽って、都内の空調設備会社社員に「ログイン時の2要素認証設定の件」と題するメールを送信。名刺管理サービスのパスワードなどを返信させ、23年2月に同サービスの空調設備会社のアカウントに不正アクセスした疑いがある。「自分は指示していない」と容疑を否認しているという。 盗み見た名刺情報で営業 400万件閲覧か 不正アクセスにより、同社の名刺情報約15万件が閲覧できる状態になった。一部の情報が片岡容疑者の不動産販売会社の営業に使われ、契約に至った例もあったという。 片岡容疑者は部下数人に指示し、同サービスを導入する会社に同様のメールを送るなどし、22年ごろから大手上場企業を含む建設会社など数十社のアカウントへ不正アクセス。延べ400万件以上の名刺情報を閲覧できたと同課はみている。 Sansanは昨年9月、HPで「ログイン情報を第三者が不正に入手しログインする事象が報告されている」として、ログイン情報を開示しないよう呼びかけていた。 被害企業が公表も 空調設備などを手がける朝日工業社(東京都港区)は昨年4月、自社のHPで、名刺管理サービスの自社アカウントが不正アクセスを受け、最大約2万件の名刺情報が第三者に閲覧された可能性があると公表した。同課によると、片岡容疑者による不正アクセスの中に同社も含まれるという。(御船紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
覚醒剤、下着やベストに隠して密輸の疑い メキシコ国籍の男を逮捕
三井新2024年2月9日 13時39分 末端価格約3億4千万円相当の覚醒剤を服に隠して密輸したとして、東京税関はメキシコ国籍で住居不定、職業不詳の男(50)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで現行犯逮捕した。警視庁が9日に発表した。認否は明らかにしていない。 警視庁薬物銃器対策課によると、男は何者かと共謀して1月28日、覚醒剤約5・47キロ(末端価格約3億3925万円)をベストや下着に施したポケットに隠し、フランスから羽田空港に密輸した疑いがある。関税法違反(禁制品の輸入未遂)の疑いも持たれている。 同課は男を違法薬物の「運び屋」とみている。同課によると、こうした密輸は新型コロナの水際対策が緩和された2022年10月以降、増えている。羽田空港における20年と21年の摘発件数は1桁だったが23年は30件以上で、今年はすでに6件。東京税関などは水際対策を強化する。(三井新) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「新聞コン」最優秀の高校生が一日警察署長 署員に活字の魅力説く
新聞を読んだ感想や意見を児童・生徒から募る第14回「いっしょに読もう! 新聞コンクール」(日本新聞協会主催)の高校生部門で最優秀賞になった高校生が埼玉県警川越署の「一日署長」になり、署員らに活字の重要性を訴えた。警察官は様々な年齢・職業の人と接する職業で、教養や時事問題に敏感であるのが理想とされており、署員らは真剣に話に聴き入った。 1月31日付で一日署長になったのは県立川越女子高1年の石川真帆さん(16)。昨年末、新聞を読み、感想や意見をまとめる新聞コンクールで表彰された。 コンクールに際して選んだ記事は、昨年6月に朝日新聞に掲載されたもの。ある女性が、くも膜下出血で倒れて脳死状態になった妹の臓器提供を決断した内容だった。石川さんは身近な人と過ごす時間の大切さなどを掘り下げ、自分の意見をまとめた。高校生部門の応募作は2万9091編。この中で頂点に立った。 新聞でこの受賞を知ったのが… この記事は有料記事です。残り313文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
苦節6年で審査合格 小さな警察犬、駆け抜けた「足跡追及」5年
警察犬といえばシェパードやレトリバーなどの大型犬が多いなか、体重3・8キロのミニチュアピンシャーが、昨年末、5年間の嘱託警察犬の活動を終えた。 名前はベラドンナ。2009年生まれの雌で、5月で15歳になる。 「人間の年齢だと70歳後半くらい。病気もなく元気だけど、嘱託警察犬として頑張ってきたので、のんびりさせたい」。飼い主で指導手の平田夕佳里さん(39)=和歌山市小倉=は、そうねぎらった。 ベラドンナは、19年から5年間、和歌山県警の嘱託警察犬として、犯人や行方不明者、遺留品の発見を目的とする「足跡追及」が担当だった。 実際に出動したのは9件。市内外に出て、家出人や行方不明者の捜索に参加した。直接発見したことはなかった。それでも、すべてが解決につながったという。 そんなベラドンナの警察犬になるまでの道のりは険しかった。 警察犬は、足跡追及のほか… この記事は有料記事です。残り666文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
線路脇の水道管破裂、列車の窓ガラス割れる 山陽線が運転見合わせ
9日午前6時40分ごろ、山口県周南市のJR山陽線新南陽―福川間で、柳井発下関行き普通列車の窓ガラス1枚が割れた。近くの踏切付近で、線路そばの道路の水道管が破裂して水が噴き出しており、関連を調べている。 この影響で、徳山―新山口駅間で上下線ともに運転を見合わせている。再開は午後2時以降になる見込みという。 JRによると、列車が福川駅に停車した際、乗客から「走行中に窓ガラスがひび割れた」と運転手に連絡があった。先頭から2両目の左側の窓1枚が割れており、少量の破片が車内に落ちていた。 列車には乗客は約100人が乗っており、福川駅で運転を取りやめた。1人がすり傷程度のけがを負ったが、搬送はされていないという。 山口県によると、破裂したのは工業用水用の管で、止水作業を進めている。(興津洋樹) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル