吉村駿2024年2月2日 20時31分 群馬県みなかみ町の利根川で昨年5月にラフティングツアー中のボートが転覆し、乗客の男子大学生が亡くなった事故で、群馬県警は1日、20代の男性乗務員を業務上過失致死容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、昨年5月5日夕方、みなかみ町の利根川で、男性乗務員がガイドを務めていたラフティングツアーのボートが転覆した。これにより、乗客だった本田啓祐さん(19)=埼玉県伊奈町=を死亡させた疑いがある。事故当時、現場付近を通過した他のボートは転覆しておらず、県警は、この乗務員も転覆を回避できたと判断したとみられる。 本田さんは当時、友人5人と川下りを楽しんでいた。途中の諏訪峽大橋付近で、この乗務員を含め7人が乗っていたボートが転覆し、全員が川に投げ出された。本田さん以外の6人はすぐに救助されるなどして無事だったが、本田さんは行方不明になり、翌日に川の中で発見され、搬送先の病院で亡くなった。死因は溺死(できし)だった。(吉村駿) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
管理職が運転、1人の運転数増……地方鉄道、運転士不足で減便相次ぐ
有料記事 角詠之 高橋豪 中村英一郎2024年2月2日 21時30分 全国の地方鉄道で、運転士不足による減便が相次いでいる。国土交通省の調査で、地方鉄道140事業者のうち半数で、ダイヤを維持するための必要な運転士数が不足している現状も明らかになった。 「交通サービスを低下させたくなかったが、やむを得なかった」 福井県内で鉄道やバスを運行する福井鉄道の担当者はこう話す。 福井市と越前市を結ぶ福武線は、上下線あわせて平日105本、休日98本の運行をしていた。ダイヤを維持するために必要な運転士の定員は28人だったが、運転士の離職が続き、昨年4月に20人に。朝夕のラッシュ時は運行本数を維持したものの、昨年10月に約2割の減便を決めたという。 管理職も運転 「サービスを低下させたくない」 長崎県諫早市と島原市を結ぶ島原鉄道も昨年10~12月、平日の運行本数を6本減らした。2020年ごろから、運転士(定員15人)が慢性的に欠員する状況が続く。 「サービスを低下させたくない」と、運転士が通常より多くの便を運転したり、免許を持つ管理職社員が運転に加わったりして本数を維持してきたが、昨年に欠員が4人となり、本数を減らさざるを得なくなったという。 ほかにも、とさでん交通(高… この記事は有料記事です。残り572文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「仕事お願いしない」パワハラ受け同僚は自死、県立高教諭が停職処分
宮城県教育委員会は2日、勤務していた県立高校で2020年秋、部下の30代の女性教諭をパワーハラスメントで自死に追い込んだとして、当時主任だった男性教諭(59)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にし、発表した。パワハラに起因する自死の事案で県教委が懲戒処分を行うのは初めてだという。 県教委によると、男性教諭のパワハラが始まったのは20年6月2日。ほかの同僚教諭ら約10人が出席した校内の会議で、仕事の進み具合について、女性教諭をしつこく問いただした。その後、男性教諭は業務指示を基本的にメモを通して行うようになり、7月31日には「(女性教諭が)自分を避けている態度」に不満をぶつける内容の手紙を女性教諭の机の上に置いた。 当時の同校校長は男性教諭にメモを出すことをやめ、女性教諭との意思疎通は校長を介して行うよう指示。だが、男性教諭は直接メモを出し続け、女性教諭を非難する内容もあったという。 亡くなる日の前日、女性教諭の卓上に置かれた手紙には 男性教諭は10月22日、女… この記事は有料記事です。残り669文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
La mort de Satoshi Kirishima, militant de l’extrême gauche japonaise, recherché depuis un demi-siècle
Un avis de recherche de Satoshi Kirishima, affiché à l’extérieur d’un poste de police, le 2 février 2024, à Tokyo. EUGENE HOSHIKO / AP « Je veux mourir en tant que Satoshi Kirishima. » En révélant sa véritable identité quelques jours avant de mourir, l’homme mort d’un cancer de l’estomac lundi 29 janvier […]
潰れた重文住宅、北前船で栄えた黒瓦の町並み「景観残すのは難しい」
北前船の船主集落として栄えた石川県輪島市門前町の黒島地区。板張りの壁や窓格子、黒い瓦屋根の家並みが特徴で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された美しい町並みも、能登半島地震で大きな被害を受けた。 「今回は、だめやね」 黒島地区に住む角海(かどみ)弘さん(76)は、つぶやいた。 同地区は、輪島市中心部から南西に約20キロにある日本海沿いの集落。南北1キロほどの地域で、人口は約270人。江戸時代、幕府直轄の領土、天領となり、大阪と北海道を日本海回りで運航していた商船「北前船」の船首や乗組員が暮らす集落として栄えた。 集落中心部に、ひときわ激しく潰れた大きな建造物がある。国指定重要文化財「旧角海家住宅」だ。2007年3月の能登半島地震でも被災したが、その時はなんとか崩れず、一度解体した後に柱を増やすなど補強をして組み直した。 地震発生時、角海さんは同住宅の前を散歩していた。強い揺れに思わず地面に突っ伏した。自分の身を守るのに精いっぱいであまり覚えていないが、その時、同住宅は倒れずに持ちこたえていたという。 揺れが収まると、すぐに50メートルほど離れた自宅に戻った。家族と合流し、大津波警報が出ていたため高台へと向かった。同住宅前を再び通りかかるまで5分とかからなかったが、その時にはもう同住宅は潰れていた。音などは聞こえなかった。 「(前回の地震から)建て直したばかりなのに。もったいない」とショックを受けた。 高台からは、遠くに津波が見えた。 「暗い中で、白い波が連なっているのが見えた。ここまで来るかと怖かったが、来なかった」 地震の後、集落の沖合の波消しブロックは地盤が隆起してむき出しになり、海面だったところには砂地や岩肌が続いている。 地震発生から1カ月。生まれ育った自宅は応急危険度判定で「赤」と判定され、とても住める状態ではないという。 「ここはもう壊してもろて、小さな平屋でも建てて住めればいい。景観を残すのは、もう難しいかもしれない」 2月1日、角海さんは金沢に借りたマンションに2次避難した。(関田航) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
10代男性2人に不同意性交容疑、無職男を再逮捕
2024年2月2日 18時37分 北海道警豊平署は2日、札幌市清田区里塚3条6丁目、無職鈴木功容疑者(27)を不同意性交の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 署によると、鈴木容疑者は昨年11月19日午前0時半ごろ、自宅で同意を得ず10代の少年に性的暴行を加えた疑いがある。同12月20日午前1時ごろにも自宅で、別の10代の少年に性的暴行を加えた疑いがある。 鈴木容疑者は、自宅で10歳未満の男児の体を触ったなどとして、1月に強制わいせつ容疑で逮捕、送検されていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乳児の熱中症死、両親を重過失容疑で送検 北九州市の車内置き去り
遠山武2024年2月2日 18時39分 北九州市八幡西区の商業施設駐車場で昨年8月、車に0歳男児を置き去りにし、脱水症と熱中症で死亡させたとして、福岡県警折尾署は2日、同市小倉北区の男児の父親(27)と母親(26)を重過失致死容疑で福岡地検小倉支部に書類送検し、発表した。いずれも容疑を認め、「子どもに申し訳ない」と話しているという。 署によると、昨年8月、家族5人と知人女性の計6人で車で施設を訪れた際、先に降車した父親は「(男児は)妻が連れてくる」、車外で他の子の面倒を見てから施錠した母親は「夫が連れていった」とそれぞれ思い込み、エンジンを切った車内に男児を午前10時ごろから約2時間半残すことになったという。 両親はばらばらに買い物をし、会計時に男児の不在に気づいた。当日は真夏日で、署が同じ条件で検証したところ、約2時間半後に車内温度は約50度に達した。(遠山武) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
当時19歳の「特定少年」 控訴の取り下げで死刑確定 殺人放火事件
棟形祐水2024年2月2日 15時18分 甲府市で2021年、全焼した住宅の焼け跡から夫婦の遺体が見つかった事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた当時19歳の無職遠藤裕喜被告(21)が、東京高裁への控訴を取り下げた。求刑通り死刑とした一審・甲府地裁判決が2日、確定した。 弁護人が1日、判決を不服として東京高裁に控訴したが、被告が同日付で取り下げた。特定少年として起訴された被告への死刑判決が確定するのは初めて。 22年4月に施行された改正少年法で、18、19歳の特定少年が起訴された場合、実名報道が可能となった。被告は、検察が実名を発表した初のケースだった。 判決によると、被告は21年10月12日、甲府市の会社員(当時55)方で、会社員とその妻(同50)をナイフで突き刺すなどして殺害。次女の頭をなたで殴ってけがを負わせ、住宅に放火して全焼させるなどした。 判決は、捜査段階に精神鑑定をした医師の証言などをふまえ、被告には完全な刑事責任能力があったと認定。2人の命を奪った結果は極めて重大で、好意を寄せていた長女に交際を断られ、絶望感と怒りを覚え、自暴自棄になって犯行に及んだ動機は「極めて自己中心的で理不尽だ」とした。 成育環境が動機に影響を与えていたとしても限定的であり、明確な反省や謝罪の態度はなく、更生可能性も低いと指摘。「19歳だったことを量刑で考慮するにも限度がある」とし、死刑がやむを得ないと結論づけた。(棟形祐水) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田首相「年齢・容姿の揶揄は慎むべきだ」 上川外相への麻生氏発言
自民党の麻生太郎副総裁が上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わない」「おばさん」などと言及したことをめぐり、岸田文雄首相は2日の参院本会議で「性別や立場を問わず、年齢や容姿を揶揄(やゆ)し、相手を不快にさせるような発言は慎むべきだ。このことは当然のことだ」と述べた。立憲民主党の田島麻衣子氏が「年齢や容姿を揶揄(やゆ)する発言は許されるのか」とただしたのに対し、答えた。 首相は「岸田内閣でも全ての方が生きがいを感じられ、尊厳が損なわれることなく、多様性が尊重される包摂的な共生社会を実現していく。この基本方針に基づいて政策を進めていく」とも語った。 一方、上川氏は1月30日の閣議後の記者会見で、「様々なご意見やお声があると承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている。国民に理解され、支持される外交を展開していくことに専心している」とし、麻生氏の発言への直接の論評を避けた。 2日の参院本会議で田島氏か… この記事は有料記事です。残り397文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国地方鉄道の半数が「運転士不足」、低賃金など背景に 国交省調査
角詠之 高橋豪2024年2月2日 15時30分 地方鉄道140事業者のうち、運転士が不足している事業者が半数の70事業者に上ることが、国土交通省の調査でわかった。背景にあるのは不規則な働き方や低賃金とされる。同省は2日、全国の鉄道事業者らを集め、初めての緊急対策会議を開いた。 国交省は、大手を含む全国172の鉄道事業者を対象に昨年10月に調査した。現行ダイヤの運行に必要な運転士数が足りているかどうかを尋ねたところ、地方鉄道140事業者のうち、70事業者(50%)が「不足あり」と答え、27事業者(19%)が「過不足なし」、43事業者(31%)が「余裕あり」だった。 JRなど大手を含む32事業者では、「不足あり」と答えたのは7事業者(22%)に留まった。 国交省は国家資格である鉄道の運転士の免許を取得できる年齢を現行の20歳から18歳に引き下げ、門戸を広げる方針だ。2024年度にも、国家試験の受験資格を定めている鉄道営業法の関係省令の改正を目指す。 全国の地方鉄道では運転士不足による減便が相次いでおり、鉄道各社は待遇改善やベースアップなどに力を入れている。(角詠之、高橋豪) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル