甲斐江里子2024年2月1日 17時40分 知人男性を殺害して遺棄したとして、大阪府警は1日、中国籍で住居不定の輸出業、朴美善(ピアオメイシャヌ)容疑者(41)を殺人と死体遺棄の容疑で再逮捕し、発表した。黙秘しているという。 捜査1課によると、朴容疑者は元夫の橋本裕輔被告(46)=殺人罪などで起訴=と共謀して2022年10月29~30日、大阪市生野区の倉庫で、知人で貿易商の李星さん(当時44)の頭部を鈍器で複数回殴るなどして出血性ショックで殺害。その後、李さんを車で運び、同市中央区の路上に遺棄した疑いがある。 朴容疑者と橋本被告は、李さんを朴容疑者が実質経営する会社の役員と偽って生命保険を契約し、保険証券をだまし取ったとする詐欺容疑で昨年11月に逮捕後、詐欺罪で起訴されている。(甲斐江里子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政治に熱狂する台湾 汚職に「厳しい目」を養う小学校からの実戦訓練
投票率71.86%。1月中旬に投開票された台湾総統選は市民の大きな関心を集めました。一方、2021年にあった日本の衆院選では55・93%にとどまります。 なぜ、台湾では政治への関心が高いのか。北海道大学で公共ジャーナリズム論を教える台湾出身の許仁碩(シュジェンシュオ)助教(37)は「小学校から校則づくりに参加するなど、政治参加への意識が日本より染みついているかもしれない」と言います。 自民党派閥の裏金問題で政治不信が高まる中、日本が台湾から学べることとは――。 盛り上がった総統選、日本との違いは? ――在外投票ができないため、台湾に戻って投票する海外在住者もいたと聞きます。 私も北海道から戻って投票しました。 台湾の市民が多く住んでいるのは中国です。もしかしたら中国当局から何らかの介入があるかもしれないという思いを抱く人は少なくありません。 不正を防ぐために在外投票は認められていませんが、多くの人が交通費を負担して投票に戻りました。 私の場合は研究の一環として、投票とともに総統選に取材や視察に来ている各国のメディアやNPO関係者に話を聞きました。 ベトナム人からは「透明性が高い」、シンガポール人からは「自由度が高い」、日本人からは「盛り上がっていいですね」と言われました。 ――日本では、政治家たちの裏金事件を受けて、内閣支持率は23%に落ちました。政治に不信感を抱く人や、そもそも政治に興味を持てない人も増えつつあるように思います。 台湾でも政治とカネの問題は起きています。総統選でも、買収や企業との癒着などの政治汚職の問題が争点の一つとなり、厳しい目で見られました。 勝利した民進党政権は3期目に入ります。警戒心を持つ有権者も多く、「汚職があれば、他の党に票を入れる」という警告を出し続け、党も緊張感を持っているように感じます。 日本も2009年の政権交代の際は、政治への関心がとても高かった。10年ちょっと前の話です。 政治資金の問題で政治家に不信を持ったから、選挙なんてどうでもいいというわけにはいかない。民主主義を完成に近づけるためには、有権者も協力しなければならないと思います。 一方で、政治参加への環境を整えるのは政治家の一つの役割です。 ――台湾ではどのような環境が整えられているのでしょう 大きいのは教育です。05年の大学法改正で、大学が学生に関するルールを決める際には、教授や大学職員に交じって、10%以上の学生代表の出席がなければ、何も決まりません。 ウーバーの学校利用は? 小学生に賄賂? 教育から学ぶ政治 13年には高校でも適用され… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「出てきた」思い出詰まる亡き妻の携帯 押しつぶされた店で探し続け
「出てきたよ。探してた携帯」 能登半島地震の発生から1カ月となる1日午前、石川県輪島市で居酒屋「わじまんま」を営んできた楠健二さん(55)は、2台の携帯電話を手に笑顔を見せた。 倒壊した7階建てのビルに自宅兼店舗が押しつぶされ、妻の由香利さん(当時48)と次女の珠蘭(じゅら)さん(当時19)が亡くなった。1日も朝から、崩れた店のがれきの中で、家族の物を探していた。 そして見つけた自分と由香利さんの携帯。そこには思い出の写真がたくさん入っている。地震が起きた時、家族で過ごしていた3階のこたつ机の下にあった。 「見つからないかなとも思っていたから、うれしい」。由香利さんの携帯を握りしめ、「本人がここにあるよって言ってくれたかもしれないね」と話した。 由香利さんからもらった時計や、珠蘭さんの携帯電話もどこかにある。 午後も探し続ける。(岡純太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】「午後4時10分に黙禱を」珠洲市長、防災無線で呼びかけ
1月1日夕に起きた能登半島地震から、1カ月。深刻な被害の状況が少しずつ明らかになるとともに、現在も多くの人が避難生活を続けています。1カ月を迎えた被災地の状況や支援の動きなどをタイムライン形式でお伝えします。 ■■■2月1日■■■ 12:30 午前中だけ登校「「いつものメンバーがおる安心感」 「ただいまー」 石川県輪島市の門前中学校3年生の下口凱叶さん(15)が、学校から家に帰ってきた。 門前中は、近くの小学校に間借りして24日からプリント学習を再開。学校に行くのはまだ午前中だけだ。 中3は15人中10人が登校している。下口さんは「いつものメンバーがおる安心感がすごい。教室ではずっと楽しくて、地震のことも忘れちゃうくらい」。 気持ちは前向きだが、「水が出ないのはほんとにきつい。あと、バスケしたい! 地震の後、1回もしてない」。元バスケ部で、コートでプレーできる日常が戻るのを待っている。 12:00 珠洲市の防災無線「午後4時10分に黙禱を」 「本日午後4時10分から、1月1日の地震により尊い命を失われました方々に心から哀悼の意を表し、1分間の黙禱(もくとう)を捧げたいと存じます」 石川県珠洲市で、泉谷満寿裕(ますひろ)市長が市内の防災行政無線で、1カ月前の発災時刻にあわせた黙禱(もくとう)を呼びかけた。 雪がちらつく中、市役所近くで炊き出しの列に並んでいた作業着姿の岡田敦也さん(52)も、放送を耳にした。1カ月は長かったか、短かったか。すぐに言葉は出てこない。「早く水が出る生活になってほしい」 避難所から応急仮設住宅の建設現場に通い、ガスの配管工事にあたっている。 11:00 珠洲市のタクシー会社が本格再開「少しずつ元の生活に」 珠洲市内のタクシー会社「スズ交通」が1日、営業を本格的に再開。営業所の前で、タクシーを拾う人の姿がみられた。 スズ交通は発災以降、取締役の白木憲一さん(70)が1人で営業運転を続けてきたが、この日から運転手5人を含む6人が出社。全員で車を点検し、通れるルートなどを確認した。 運転手の浜塚喜久男さん(69)は自宅が全壊し、避難生活を送る。「閉じこもっているより気が晴れる」 白木さんは「スーパーや居酒屋も徐々に営業を再開し始めた。おれらが走ることで、少しずつ元の生活に戻る一助になれば」と話した。 10:50 輪島朝市そばで読経「ともに歩む気持ちを」 大規模火災が起きた石川県輪島市の「輪島朝市」のそばで、同県南部・小松市の本光寺から来た副住職の八幡真衣さんは犠牲者を弔う経を唱えた。 「震災を忘れてはいけない。ともに歩む気持ちを」 10:30 馳知事が会見「前を向いて歩んでいかなければ」 石川県の馳浩知事が発災から1カ月の記者会見で、「亡くなられた方々がこれからも思い出の中に生き続けることができるような、そういう目的を持って、前を向いて歩んでいかなければならない」とし、犠牲者への追悼と復旧・復興に取り組む決意を述べた。 10:30 がれき撤去、車が手もとに 津波の被害を受けた石川県珠洲市宝立町の春日野地区では、市と連携する民間のボランティア団体「DRT JAPAN」が重機を使ってがれきの撤去を進めていた。 学校教諭の女性(57)の自宅では、車庫に入れていた5台の車が津波によるがれきに埋もれていた。この日、そのうちの1台がとりだせた。 「この1カ月は生活の維持で手いっぱい。車も戻り、これからは少しずつ先のことも考え始めないといけないのかな」 10:20 津波被災の酒屋「片付け終わらないと…」 津波の被害が出た石川県能登町白丸地区。酒屋を営んでいた寺岡勇紀夫さん(81)は、妻のさちさん(81)と崩れた自宅の片付けをしていた。 「近くの公民館で寝泊まりしながら、昼間は2人で片付けている。今年は雪が少なくていいけど寒さがきつい」 集落の道路は、至る所でがれきが山積みに。「次の生活のために住む場所を探したいが、まずはここの片付けが終わらないと何とも始められない」 10:00 輪島市の断水続く「料理できずインスタント食品ばかり」 避難所となっている石川県輪島市内の市ふれあい健康センターでは、給水の設備に列ができていた。市内では今も断水が続く。 近くに住む女性(70)は「飲み水はなんとかなっているが、トイレやお風呂が使えないのが不便。料理もできず、炊き出しも無くなってしまったので、インスタント食品ばかりの生活が続いている」。 09:45 輪島朝市の火災で自宅を失った男性「1カ月経つけど…お願い、忘れないで」 大規模火災が起きた石川県輪島市の「輪島朝市」に住んでいた惣領和彦さん(53)は、焼け落ちた自宅跡を訪れた。母親と仲の良かった隣の家の女性が亡くなった。 「1カ月が経つけど、(風景は)何も変わってないよ。いろいろなニュースがあるから、みんなに忘れられるんじゃないかなと。お願い、忘れないで」 07:22 輪島市と珠洲市で災害ごみの受け入れ開始 石川県輪島市、珠洲市では1日から、災害ごみの受け入れが開始される。 輪島市中心部では、「災」の字が書かれた袋や壊れたテレビ、棚などが、家屋の前などに置かれていた。 […]
ファミマ復旧の1カ月 輪島でコンビニ再開、客「あいてると安心」
能登半島地震で大きな被害を受けた地域に店舗を持つ大手コンビニ・ファミリーマートは、復旧へ奔走してきた。再開にこぎ着けた店がある一方、1カ月がたつ今も13店舗が休業したままだ。今回の地震特有の難しさが復旧を阻んでいるという。 被災からおよそ1カ月となる31日、石川県輪島市の「輪島横地町店」が営業再開を果たした。 本部社員約10人が応援に駆けつけ、パンやペットボトル、菓子などを棚に陳列。午前10時半ごろ、再開して初めての利用客がおにぎりなどを買い求めた。 車で20分ほどかけて来たという高齢の女性は「避難生活ではなかなか食べられない、変わった物が食べたかった」と笑顔をみせた。 ただ、店の経営者やアルバイト、パートらは避難所生活や2次避難をしており、1日数時間の限定的な営業になる。断水が続いているため、「ファミチキ」などのホットスナックやコーヒーは販売できない。 それでも漁業の男性(45)は「コンビニが1軒でもあいていると安心する」。被災した知人の家の様子を見にきたところ「営業中」の貼り紙を目にして来店した。「1カ月間、お米を食べるのすら難しかったので、ありがたい」。住んでいる能登町のコンビニはまだ閉店したままといい、営業再開を待ち望んでいると話した。 地震発生からファミマはどう動いたのか。 同社では震度5強以上が起き… この記事は有料記事です。残り1054文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
坊っちゃん列車、3月運行再開へ 伊予鉄「乗務員確保めどつきつつ」
神谷毅2024年2月1日 11時20分 昨年11月から運転士不足などを理由に運休が続く観光列車「坊っちゃん列車」について、伊予鉄道(松山市)は1日、3月20日から運行を再開すると発表した。運休前と同じ年末年始を除く土日と祝日に運行する。「運行ができる乗務員の確保にめどがつきつつある」と再開の理由を説明している。 伊予鉄道は昨年12月、松山市が主導して経済界や観光業界の関係者を集めて運休問題を話し合う「坊っちゃん列車を考える会」で、運行に関する累積赤字が約14億円に上る見込みだと報告。市に支援を求めている。 伊予鉄グループの清水一郎社長は「今後も状況は厳しく、持続可能な運行に向けて松山市や関係者と協議していく」とコメントした。運行再開に向け、伊予鉄道は「深刻な人手不足のなか、春の労使交渉を前倒しして1月の賃上げに踏み切り、人材確保にも取り組んだ」としている。 坊っちゃん列車は、小型SLをかたどったディーゼル機関車。松山市中心部と道後温泉を結ぶ路線を走り、観光客に人気だったが昨年11月から休止されている。(神谷毅) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本州一寒いはずが… ワカサギ釣り解禁、暖冬で過去2番目に遅い記録
伊藤恵里奈2024年2月1日 11時29分 【岩手】本州一の極寒地として知られる盛岡市・藪川の岩洞湖で31日、氷上ワカサギ釣りが解禁された。暖冬のため昨年より8日遅く、記録が残る1998年以降では、2月2日の解禁だった2016年に次いで過去2番目に遅い解禁となった。 午前5時の藪川の気温は、零下6・4度。待ちわびた釣り愛好家らが、夜が明ける前から、テントや釣り道具を積み込んだソリをひいて次々と氷上に降り立った。魚群探知機でワカサギの居場所を探っていた盛岡市の70代の男性は、「釣りをする場所を決めるまでに数時間かけることもある」と語った。 氷上には色とりどりのテントが張られた。10年ほど通っている盛岡市の竹田学さん(40)は、近くの駐車場で車中泊して解禁日に臨んだ。テントの中で釣り糸を垂らして当たりを待ちながら、「今日は驚くほど暖かい。釣果はいまいちだが、今シーズンは10日は通って、もっと釣りたい」。 近年、閉めきったテント内で暖を取り、一酸化炭素中毒になる事故が起きていることから、市がテント内では定期的な換気を行うよう呼びかけている。 岩洞湖レストハウスでは、釣り具やテントなど必要な道具がレンタル可能で、初心者でも気軽に楽しむことができる。 氷上への立ち入りは午前5時から日没まで。遊漁料は1日券800円で、中学生や75歳以上、身体障がい者は400円。小学生以下は無料。問い合わせは岩洞湖漁協(019・681・5678)。(伊藤恵里奈) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「自分の命、守れますか?」津波の警鐘を鳴らす地元住民
能登半島地震で津波被害があった石川県能登町で、地震前から津波の怖さを伝え続けている住民がいる。 巨大なスルメイカのモニュメント「イカキング」が目を引く観光施設「イカの駅つくモール」の近くで、川端邦彦さん(58)はヘルメットをかぶり、反射板つきの蛍光色の上着姿で訪れた人に話しかける。「自分の命、守れますか?」 崩れた護岸に立ち入り注意の柵を設置しにきた人、インフラ整備の自治体職員や警官に対しても声をかける。突然、津波が来た時の避難経路を確認してから作業して欲しいと訴えている。 川端さんは、隣の珠洲市で生まれ、その後は関東で育った。7、8年前に父親の介護のため奥能登に戻り、自分が10代目となる実家がある同町で初めて暮らし始めた。目の前に広がる九十九湾はリアス式海岸。東日本大震災での東北の被害が重なり、津波の危険性について考えるようになった。昨年5月には震度6強の地震が襲った。幸い津波はなかったものの、その後も観光客らに注意の言葉をかけ続けた。 観光施設ができた場所はかつて塩田だったところで、もともと川端家の土地だったという。津波対策について役場に掛け合ったが、反応は鈍く感じた。施設からの避難経路にもなる階段は草が生い茂り、通ることができないままだ。「多くの観光客が来ているときに津波が起こったらどうなっていたか」と不安を隠さない。 発災の1月1日は、大きな揺れの後、すぐにヘルメットと目立ちやすい反射板付きの上着を着て裏山に駆け上がった。すぐに「ゴー」という音が途切れることなく聞こえ、水の壁が襲ってきたのを目の当たりにした。自宅は押し寄せた波で床上浸水していた。 被災3日後、生きる気力をなくし消沈していた川端さんの元を女性が訪ねてきた。初対面だったが12年前に亡くなった母親の知人だった。その女性も被災し、着の身着のままで歩いてきていた。帰り際「黙って独りで消えないでね」と言われ、互いに手を取り合って泣いた。地震後、投げやりになった時期もあったが「ここにいるのはその人のため」と、女性の言葉に自分を奮い立たせ生き抜こうとしている。 今は、地形が変わってしまったという富山湾の海底のことも気になる。大地震が起きなくても津波が発生するのではないかと心配だ。「能登はかわってしまった。正直、来ないで欲しいけど、来てくれるなら自分の命は自分で守るようにして欲しい」(上田幸一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉県営公園での水着撮影会 現場で聴いた、ルール作りめぐる見方
埼玉県営公園のプールで民間事業者が開く水着撮影会について、県公園緑地協会が2月下旬~3月上旬の公表を目指し、新しいルールづくりを進めている。1月24日には、有識者らによる検討会が「乳首や性器が露出する可能性のある水着やポーズ」や18歳未満のモデルの参加を認めないなどとする提言案を公表。県民への意見公募を始めた。 水着撮影会の参加者や関係者は、撮影ルールについてどう考えるのか。また、現場ではどんなことが行われているのか。昨年9月、主催者の許可を得て、川越水上公園(川越市)で開かれたイベントを取材した。 ルールを作ることになったきっかけは昨年6月。しらこばと水上公園(越谷市)でルールに反した「過激な撮影」があったとして、協会が、プールがある3県営公園での開催中止を一律に要請したことだ。 その後ルールが同公園にしかないことが分かり、一部事業者への要請を撤回。統一ルールを作ることを決め、有識者らの検討会に「表現の自由」「公共の福祉」などを踏まえた提言を出してもらうことにした。 検討会は昨年9月に設立。法学者や女性支援団体関係者、イベントの「主催団体関係者」「出演関係者」らにヒアリングをし、事業者の意見も集めた。 その結果、水着撮影会について、公の施設は正当な理由なく利用申請を拒むことはできないことや、「性の商品化」「県営公園で開くべきではない」との意見もあることなども踏まえ、慎重に検討したという。素案では、一律中止要請などに主催者やモデルらには「撮影会への差別や偏見だとの強い反発があった」ことにも触れている。 記者が水着撮影会を取材したのは、夏のプール営業がすでに終了していた昨年9月中旬。 白い幕で覆われた入り口から… この記事は有料記事です。残り963文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
どろーりプチプチ、黄緑の液体の正体は?キウイ甘酒、新たな特産品
東京都三鷹市特産のキウイが入った甘酒が、市内限定で販売されている。造り酒屋の秘伝レシピにキウイを加えた独特の味が好評だ。ノンアルコールのため、子どもにもお年寄りにも喜ばれているという。 商品名は「三鷹のキウイ甘酒」。黒いプチプチしたキウイの種も入り、どろっとした舌触りだ。 三鷹では1978年にキウイの栽培が始まり、87年には「キウイワイン」が登場。長野、山梨の酒造で三鷹産のキウイを原料にワインをつくり、「三鷹の特産品」にした。現在は埼玉県の麻原酒造がつくっている。 キウイ甘酒が生まれたのは昨年だ。同酒造の甘酒にユズやイチゴを加えたところ、おいしかった。ならば「三鷹産キウイもピューレ状にして入れてみたらどうだろう……」と試作した。 これを昨年末、三鷹市の酒店… この記事は有料記事です。残り391文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル