2024年1月28日 20時46分 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、山谷えり子・元拉致問題担当相は、2018~22年の5年間で、派閥からの寄付として自身の政治資金収支報告書に計上すべき2403万円が不記載だったと、ホームページで明らかにした。 派閥のパーティー券の販売ノルマ超過分とみられ、山谷氏は「何らかの支出にあてることはなく事務所内にとどめていたと報告を受けている」と説明した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国最少156人の村、青ケ島村長選 元村長が22年半ぶり返り咲き
全国最少の人口156人の村、東京都青ケ島村の村長選が28日投開票され、佐々木宏氏(79)が63票を獲得し、50票だった菊池利光氏(70)=ともに無所属=を破り、4回目の当選を果たした。元村長対決を制し、約22年半ぶりに村長に返り咲いた。 当日有権者数は137人、投票率は86・13%(前回87・50%)だった。 任期途中だった立川佳夫氏(74)の辞職に伴う選挙戦だった。佐々木氏は島を船にみたて「ユートピア丸青ケ島」をスローガンに、「若者が安心して住める島に」と人口増や特産を生かした産業振興などを政策に掲げた。菊池氏は「停滞した村政を立て直す」と訴えたが、及ばなかった。 両氏の一騎打ちは2001年9月以来。当時は、菊池氏が、3選していた佐々木氏を15票差で破って初当選した。その後、菊池氏は2021年9月に立川氏に敗れるまで6選していた。(中山由美) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
呼び名「うっちゃん」、冗談も 60年代ロックで踊る 桐島名乗る男
1970年代に起きた連続企業爆破事件で指名手配されている桐島聡容疑者(70)を名乗る男について、警視庁は、神奈川県藤沢市の土木会社で約40年間、住み込みで働いていたとみている。男を知る人たちは、男が指名手配の容疑者を名乗ったことに驚いている。 「仕事仲間と冗談をかわし、仲良くしていた。『うっちゃん』と呼ばれていた」 神奈川県内にある土木関連会社代表の60代男性は、桐島聡容疑者(70)を名乗る男についてこう話す。男が働く土木会社と取引があり、年に数回、現場に来てもらった。 男は無精ひげ姿だった。車や重機の運転をする姿は見たことがなかったという。男性自身はあまり会話は交わさなかったというが、「やさしい口調だった」と話した。 捜査関係者によると、男が住み込みで働いていた土木会社は同県藤沢市の住宅街にある。男が入院している同県鎌倉市の病院からの距離は数キロだ。住民らによると、男が住んでいたのは土木会社の建物のすぐ近くにある2階建て住宅という。 座り込んで動けなくなった日に 「すいません。手を貸してくれませんか」 今年1月前半の日中。近くに住む会社員山口勝さん(61)は、自宅の庭にいたところ、通行人の男性に助けを求められたという。駆けつけると、男が土木会社の入り口付近に座り込んでいた。痩せ形で白髪交じりの短髪で、ジャンパーを着ていた。 通行人の男性は「この人、買… この記事は有料記事です。残り960文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「少年愛」と正当化した性加害の欲求 きっかけはあの時の雑誌だった
まるで雷に打たれたかのような衝撃だった。 《これだ!》 まちの本屋の成人雑誌コーナーで手に取った1冊の雑誌。その中の漫画に、思春期前の男の子が性的に虐待される様子が描かれていた。少年が苦しむ表情を見ながら、《自分が求めていたのは、これだったんだ》と確信した。 東京都内に住む加藤孝さん(61)が、思春期前の少年への性的な興奮をはっきりと自覚したのは、大学生の時だ。1980年代前半、一般的な書店で、その「興奮」はたやすく手に入った。 以前から、自分が思春期前の男児に「ときめく」ことはあった。 【連載】子どもへの性暴力 「子どもへの性暴力」第9部は、加害について考えます。被害をなくすには加害をなくすことが一番の近道だからです。しかし、加害者の話など読みたくない、知りたくないという方もいると思います。加害の様子や加害者のことを詳しく書いていますので、気分が悪くなりそうな方は無理に読み進めないでください。 中学生の時、ある映画で、幼… この記事は有料記事です。残り3615文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イノシシに相次ぎ襲われ4人けが、1人重傷 埼玉県本庄市
埼玉県本庄市内で28日午前9時半~同10時半ごろにかけ、屋外にいた人がイノシシに襲われる被害が相次いだ。男女計4人がけがをし、このうち男性(81)は重傷とみられるという。 児玉署によると、同市児玉町小平では、歩道にいた男性(69)が突進してきたイノシシをよけようとして転倒し、顔にけがを負った。工場の敷地内にいた女性(53)は、後ろから襲われて右肩をかまれたという。 また、同市児玉町秋山では、自宅の庭にいた男性(81)が右足をかまれ、畑で農作業中だった男性(63)も右足をかまれた。 いずれの現場も山間部に位置… この記事は有料記事です。残り73文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍派の塩谷座長、離党や議員辞職を否定 自身への還流は234万円
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、同派座長の塩谷立・元文部科学相が28日、地元の浜松市で会見し、自身は2018~22年に計234万円の還流を受けたと明らかにした。近く政治資金収支報告書を訂正するという。議員辞職や離党は否定した。 塩谷氏は、販売ノルマを超えたパーティー券の売上金を派閥から議員側に還流する仕組みがあったことは認識していたとしつつ、「(報告書が)不記載になっていることは知らなかった」と繰り返した。自身への還流分は、事務所の経費などに充てていたと説明した。 茂木幹事長が求める「けじめ」に… 茂木敏充・党幹事長が安倍派… この記事は有料記事です。残り140文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
普通の暮らしに流れ続ける「嫌な感じ」 新城和博さんが見る代執行
代執行の前も後も、日常があり、沖縄にも普通の暮らしがある。できるだけ一喜一憂しないようにしています。それでもこの30年近く「節目」のたびに基地についてどう考えるのかと、沖縄ばかりが問われてきた。答えはノー。意思表示しても日本政府は聞く耳を持ちません。「嫌な感じ」。そんな感覚が続いています。 家族と一緒に初めて基地問題で抗議集会に参加したのは1995年、米兵3人が小学生の少女を暴行する事件が起きたときでした。米兵の身柄が日本側に引き渡されない日米地位協定の壁だけでなく、基地そのものの存在、それが集中している沖縄の現状を問わなくてはならないのだと考えさせられました。会場で見かけた、女子高校生や子連れの母親の姿が印象的でした。 事件後に普天間問題は動きましたが、混乱の極みです。32歳だった僕は60歳になり、娘は29歳になりました。30年というのは一つの時代。人生を狂わされた30年と考えると恐ろしいです。 米軍統治下にあった沖縄が日… この記事は有料記事です。残り215文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ひとりでも「どこも逃げんとおるさかい」 春待つ運転手が決めた覚悟
傷ついた半島のまちを、白と黄色のタクシーが駆けていく。 屋根には「スズ」のあんどん。 激しく揺れた元日から数えて13日目。石川県珠洲市のタクシー会社2社のうち、「スズ交通」は営業を続けていた。 といっても、復帰した運転手は白木憲一さん(70)ただ一人。 「さすがに疲れてきた。ずっとひとりぼっちなんだから」 この日もハンドルを握った。 忘れたいこともある。 ◇ 午前9時半ごろ。雪が降っていた。 珠洲市総合病院で待っていた女性(86)を乗せた。白木さんの車で病院に薬をもらいに行き、その帰り。 女性は、倒壊を免れた自宅で独り生活している。「運転手さんがおって本当に助かったわ」 被災地を走るタクシーに記者が同乗しました。車内の会話から、被災者の絆が伝わってきます。白木さんには、春になったら「やってみたいこと」があるそうです。 自宅への道すがら、白木さんが後部座席に向かって話しかけた。 「ばあちゃん、たべるがある? ちょっと待っといて」 料金メーターを止め、会社に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
競馬にもアイドルにもキュン♪ 生き残りめざす地方競馬の戦略とは
佐賀に新たなアイドルグループが誕生した。その舞台は九州唯一の地方競馬・佐賀競馬場だ。「競馬×アイドル」がめざすものは。(岡田将平) 「夢のアイドル」で魅力発信 ♪ファンファーレが鳴り響いたら キミの胸に駆け出したい 高らかに響く音楽に乗り、20代の女性たちがステージで歌いながら踊る。「Fanfare~幸せの合図~」と題された曲。歌詞には競馬関連の言葉がちりばめられ、「うまうまキュン」という声にあわせ、手を馬の前脚に見立てた決めポーズも。 13日、福岡市中心部・天神… この記事は有料記事です。残り1973文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元漫才師、笑いと本気の「ハリセンFP」講演が人気 10万人を魅了
有料記事 編集委員・中島隆2024年1月28日 11時30分 大阪市に事務所をかまえるファイナンシャルプランナー(FP)、篠原充彦さん(51)。年間100回ペースの講演で全国を回る。人気の秘密は、元漫才師という経歴を生かした、お笑い混じりの学べる話。ハリセンを小道具にしていることから、「ハリセンFP」とも呼ばれている。 「このハリセン、亡くなったチャンバラトリオの南方英二師匠からいただいたものです」 南方英二師匠とは、ハリセンを使ったコントで人気を呼んだ伝説の芸人だ。篠原さんは若いころに漫才師をしていて、楽屋で師匠と会う機会があった。ハリセンの話をしたら、「これ、やるわ」とくれたという。 篠原さんのハリセンには、持… この記事は有料記事です。残り1072文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル