【動画】「花いけバトル」に挑む高校生=上田潤撮影 「全国高校生花いけバトル広島大会 今年もIris(アイリス)で出場することができました。結果は、ベスト4!!」 2年前の夏、インスタグラムにこう言葉を添えて写真を投稿した。赤い法被を着た2人の後ろ姿。リボンを編み込んだ、おそろいのツインテールが揺れている。 「多いときは、フォロワーが3桁いったんですよ」。広島工業大学高校3年の皆本ゆあんさん(18)と宮本琴子さん(18)は、スマホの画面を見せてくれた。 2人は昨年まで、日本文化部の副部長として部を率いてきた。1年生から「アイリス」として花いけバトルのペアも組み、「高校生花いけバトル 全国選抜大会」への出場経験もある。 「やっと外に」 コロナ禍こえて動き出した そろって入部したのは202… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高浜原発1号機で蒸気もれ、出力抑え点検 関電「放射能の影響ない」
関西電力は22日、高浜原発1号機(福井県高浜町、出力82・6万キロワット)のポンプや配管で蒸気もれなどを確認したと発表した。点検のため、同日午前9時すぎに出力を40%に抑えたという。同社は「環境への放射能の影響はない」としている。 関電によると、問題が見つかったのは原子炉格納容器外の「給水ブースターポンプ」付近。同ポンプは蒸気発生器への給水ポンプを補助する役割で、3台のうち2台が運転中だった。21~22日に、1台につながる配管からの蒸気もれを確認したほか、もう1台で冷却水の回収量が通常より多いことを確認した。 高浜1号機は1974年の運転開始で、廃炉になった原発をのぞくと国内最古。昨年7月に12年半ぶりに再稼働した。今月1日の能登半島地震では、高浜原発では最大約4ガルの揺れを観測したが、関電は地震との関連も含め「原因は調査中」としている。(西村宏治) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
医師をめざした理由は ALS嘱託殺人公判、被告人質問始まる
光墨祥吾 森下裕介2024年1月22日 11時55分 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)に対する嘱託殺人などの罪に問われた医師、大久保愉一(よしかず)被告(45)の裁判員裁判が22日、京都地裁であり、被告人質問が始まった。弁護側は、大久保被告が医師を目指したきっかけや、医大生時代のことから質問した。 大久保被告は自身の幼少期について、「体が弱く、小児科や整形外科、泌尿器科など多くの病院に通った」と説明。小学5年の頃、親戚の子が死産して医師を志すようになったとし、「地道に、へき地などで住民に喜んでもらえる医者になりたかった」と述べた。 医大生時代には、大学の教育が「学生のモチベーションをくじく」と疑問を持ち、学生向けの教材作りやイベントを開催する団体を仲間と立ち上げたと振り返った。 大久保被告は2019年11月、知人の元医師、山本直樹被告(46)と共謀し、女性の依頼を受け、京都市内の女性のマンションを訪問。胃に直接栄養を送る「胃ろう」に薬物を注入し、急性薬物中毒で殺害したとして起訴された。検察側は、大久保被告が医療行為に見せかけて障害者らを殺害することに強い関心を持っていたとし、医療知識を悪用して犯行に及んだと主張している。 一方、大久保被告は初公判で「(女性の)願いをかなえるために行った」と説明。弁護側は無罪を主張し、女性の願いを実現した行為に嘱託殺人罪を適用することは、「女性に生きることを強制することになり、個人の尊重を定めた憲法13条に違反する」と訴えた。 大久保被告は、11年3月に山本被告の父(当時77)を、山本被告らと共謀して殺害したとして殺人罪にも問われ、「私はやっておりません」と起訴内容を否認している。(光墨祥吾、森下裕介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les télévisions japonaises peinent à reconnaître les agressions sexuelles de leurs stars
LETTRE DE TOKYO Hitoshi Matsumoto, star de la télévision et membre du populaire duo comique Downtown, à Tokyo, le 7 septembre 2013. KANAME YONEYAMA / THE YOMIURI SHIMBUN VIA AFP Après les révélations d’agressions au sein de l’agence de stars Johnny’s (aujourd’hui Smile-up), l’affaire impliquant Hitoshi Matsumoto, star de la télévision […]
「仲間帰ってきたときのため」 地区に残った有志、避難者の家屋守る
能登半島地震で道路が寸断され、一時孤立した石川県珠洲市馬緤(まつなぎ)町で21日、住民やボランティアらが2次避難した住民の家を回り、ブルーシートを取り付けた。 地震直後、自主避難所には約200人の住民が身を寄せた。道路が修復されると離れる人が相次ぎ、現在は30人ほどが残る。 地区の住宅の多くは、戸や窓が損傷したまま手つかずで、強い海風や雨にさらされている。 そこで避難所に残る坂秀幸さん(68)を中心に、それらの家をブルーシートで守ることにした。イノシシやイタチ、ハクビシンなどの動物に荒らされることを防ぐ目的もあるという。 坂さんは「避難した人らは仲間。帰ってきた時のために、できる限りのことはやってあげたい」と話した。(細川卓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不登校気味の私たちだから作れた 「学校に行きたくなる」給食の献立
横浜市が毎年開催している「中学校給食メニューコンクール」の応募作品に、こんな献立があった。 「学校に行きたくなる給食」 応募したのは、不登校気味の生徒たちだ。 市立荏田南中学校(都筑区)の校舎の2階には「校内ハートフル」と呼ばれるスペースがある。 ソファやパーティションが置かれ、教室とは趣が異なる。不登校気味だったり、教室に入りづらさを感じたりする生徒たちが安心して過ごせる居場所だ。 この部屋で勉強をする子もいれば、ほかの生徒と話をする子も。思い思いの時間を過ごしている。 「誰か一緒に給食を頼もうよ」 きっかけは、2020年度から常駐する支援員の今井あすかさんがこう声をかけたことだった。 「肉じゃがだから学校に行く」生徒も 横浜市立中学校の給食は生徒が食べるかどうかを選ぶ「選択制」。今井さんも食べたことがなかったため、「どんな感じか知りたくて」。 声かけに応じた生徒たちと一緒に献立表を見て、給食を頼む日を決めるようになった。 すると、給食を頼んだ日には必ず登校する生徒が出てきた。 「肉じゃがだから学校に行く」「きょうの給食は味が薄かった」――。 昼食は、午前中だけ登校する生徒と午後から来る生徒が交流できる時間帯だ。給食の感想を言い合うことが会話の糸口になった。 今井さんはそんな生徒たちに給食メニューコンクールのことを紹介した。21年のことだ。 優秀賞に選ばれると実際の給食として提供される可能性があるという。生徒たちからは「やるしかない」との反応が返ってきた。 以来、校内ハートフルの生徒たちの挑戦が始まった。 給食メニューコンクールに応募したところ 初挑戦の21年は「ボリュー… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「不安定では希望描けない」 外国ルーツの子、社会で受け入れるには
教室に数人、外国につながりのある子たちがいる。これからの日本ではそんな光景が当たり前になる見通しです。少子化により現役世代が減り続ける国で、教育や就職のサポートさえ整えば、未来への道が開く子どもたちがいます。外国ルーツの子たちをどう育み、社会に送り出すか。現在地を伝えます。 外国ルーツの子どもへの教育や日本での定着をめぐる公の施策は、現実に背中を押されるように少しずつ整ってきた。 小中学校での支援は 小中学校では、2014年度から、日本語指導を「特別の教育課程」と位置づけて、児童生徒にあわせた指導や評価ができるようになった。 17年度には日本語指導のための教員の基礎定数化が決まり、子どもの人数に応じて配置されることが決まった。26年度には、日本語指導が必要な児童生徒18人につき教員を1人配置することになる。 現場の教員に向けて情報発信もしている。情報サイト「かすたねっと」では、各地の教育委員会や学校が多言語でつくった教材や学校のお知らせを見ることができる。教員研修用の動画や、文部科学省が作った受け入れの手引、各自治体や団体が公開している多言語でのキャリア教育の資料などのリンクもまとめている。 ■高校での支援は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「マイ畑」で過去と向き合う少年たち 記者が少年院で見た食事風景
「12時34分、いただきまあす!」 1人が号令をかけた。丸刈りの少年10人が、一斉に箸を動かす。 400グラムほどある麦飯、おわんになみなみ注がれた野菜スープ、皿いっぱいのにんにく野菜炒め。 少年たちのそばには法務教官。私語は禁じられている。箸と食器が触れる乾いた音だけが響く。号令で叫んだ時間は、食べ終える目安だという。 奈良少年院の平城山(ならやま)寮(奈良市)。ここでは、いつもの食事風景だ。 ただ、食べている野菜はいつもと違った。自分たちが育て、収穫したもの。 記者(27)は食事に立ち会った。かみしめる少年たちの表情が、少し緩むときがあったように見えた。 ◇ 奈良少年院には「マイ畑」という取り組みがある。一部の少年には敷地内の畑を割り当て、野菜を育てさせる。 農作業は週3回。何を育てるか、どんな作業をするか。1冊の教科書を片手に、すべて自分で決める。 強がって薬物に頼ったケンジ、お金ほしさに売る側に回ったリョウタ。野菜作りを通じて自分の過去と向き合っています。そんな少年たちを見守る教官には、無言の食事風景は違った見え方をしています。 寒空の昨年11月、軍手に長靴姿のケンジ(仮名、19)は、ピーマンとカボチャの世話をしていた。 「石灰少なめ、堆肥(たいひ)多めにすると、微生物が集まって成長していくんです」 はにかんだ表情と人なつっこい笑顔。 2022年7月、仕事に行こうと自宅の玄関で身支度をしていた。 突然、警察が来た… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
普通の高校生であり原石 インターンでつなぐ企業と外国ルーツの子
外国ルーツの子どもと日本の企業をつなぐ取り組みが始まっている。 昨年10月中旬、群馬県庁では、外国ルーツの高校生を対象にしたインターンの報告会が開かれた。 「ほかの企業にも、ぜひインターンに挑戦してほしいと思いました」。受け入れ企業の一つ、群馬県高崎市でインバウンド事業などを行う「グローリーハイグレイス」のCEO、相京恵さんは壇上で力を込めた。 少子化により現役世代が減り続ける国で、教育や就職のサポートさえ整えば、未来への道が開く子どもたちがいます。外国ルーツの子たちをどう育み、社会に送り出すか。現在地を伝えます。 群馬県は昨年3月、外国ルー… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人生変えたスポーツ 共生社会願う車いすラグビー選手が伝えたいこと
昨年8月、静岡県や地元企業など官民連携でつくる「ふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアム」が発足した。「いつでもどこでも誰でも」がスポーツを楽しみ、スポーツを通していきいきと暮らせる多様性のある共生社会の実現を目指す。車いすラグビー選手の若山英史さん(39)=静岡銀行=は、現役のパラアスリートとして利用しやすい施設整備の検討に関わる。 「公式戦でなければ、健常者がパラスポーツをプレーしちゃいけないというルールはない。一緒に楽しむことで競技のレベルが高まり、互いの理解も深まると思うんです」 日本代表として、2012年のロンドンから3大会連続でパラリンピック出場。障害の重い「ローポインター」の選手では抜群のスピードで相手選手の動きをブロックし、リオ、東京の銅メダル獲得に貢献した。日本代表は昨年7月、今夏のパリ大会への出場権を獲得。県内の自宅から約120キロ離れた練習拠点「日本財団パラアリーナ」(東京都品川区)まで自ら運転する車で通い、仲間とコートを駆け回る日々だ。「車いすラグビーを静岡でプレーする機会はなかなかないんです」 プールで飛び込み事故 リハビリでひとり泣いた夜 大学2年の夏、友人とプール… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル