羽田空港で日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故では、避難を成功させた客室乗務員(キャビンアテンダント、CA)の仕事ぶりに注目が集まっている。どんな訓練をしているのか。 「頭を下げて!」 「大丈夫。落ち着いて!」 「このドアだめ。外は火災。あっちへ行って」 「荷物を置いて」 「ハイヒールを脱いで」… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波に流されても…復活願う名産の干し芋 「ここは離れられない」
能登半島地震で津波の被害に遭った石川県能登町白丸地区。6日、海岸線を歩くと、壁が津波で流され、筒抜けになった建物があった。近くにいた持ち主の男性に話を聞くと、建物は町名産の干し芋をつくる作業場だったという。 地震当日、男性は作業場前に止めていた軽トラックの近くで大きな揺れに襲われた。トラックにつかまったが、その場に立っていられなかった。津波の危険を感じ、作業場にいた妻と近くの高台まで走って逃げた。津波が作業場を襲うまで「体感で20分くらいしかなかった」という。 海岸から150メートルほど離れた自宅には、床下まで津波が到達した。電気、ガス、水道が断たれた中で、妻と過ごしている。 地区は壊滅状態にあり、再建の見通しは立たない。ただ、男性は江戸時代から続くという干し芋づくりを復活させたいという。「受け継がれてきたものだから。子どもや孫が帰る場所を残してやりたいから、ここは離れられない」(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高齢化進む住宅団地に大学生が活力 新住民がコミュニティーを再生へ
昭和時代に入居が始まった住宅団地のなかには、住民の高齢化が進み、団地の行事や自治会の運営が難しくなるケースが少なくない。そういった活動を若い住民に任せ、再生させようという試みが東京都内の各地で進められている。 団地の一角に、軽快な合いの手が響いた。 はい! はい! 昨年12月初め、町田市本町田の住宅団地「本町田住宅」の自治会事務所前で餅つきがあった。約60年前に団地ができた直後から続く、団地自治会の恒例行事だ。 杵(きね)を手にしていたのは昭和薬科大学4年の岩沢秀さん(23)と、3年の渡口圭輔さん(21)ら。この日は早朝から、かまどにまきをくべて着火し、もち米を炊く作業に加わった。 2人とも大学生になってから、この団地で一人暮らしを始めた。自治会が主催する行事に積極的に参加。餅つきのほか、夏祭りの手伝いや防災活動、団地内の見回り活動などもしている。 団地は築約60年の賃貸住宅で約800世帯が入居する。住民の半数以上が65歳以上で独居も多い。建物にはエレベーターがないため4階や5階の上階は不人気。空き部屋が目立ち、自治会の運営も難しくなりつつあった。 住宅を管理する都住宅供給公… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鳥居のような形でポイ捨て防止 ロングセラーの「ごみよけトリー」
2002年。サッカー・ワールドカップ日韓大会を目前に控えた埼玉スタジアム近くの国道では、車からのごみのポイ捨てが絶えなかった。年末、久しぶりに行くと、以前と同じ残念な光景が広がっていた。 どうしたらポイ捨ては減るのか。そう考えながら取材していると、「効果がある」と県内外の自治体などが導入しているグッズがあると知った。「ごみよけトリー」という、高さ1メートル強の、朱色に塗られた鳥居のような製品。02年にさいたま市で生まれたロングセラーだという。 「ごみよけトリー」は、自治体向けに防鳥ネットやごみ収納ボックスなどを販売する加藤祥司さん(68)が考案した。 仕事で各地の役場を回っていると、あるとき、環境担当部署の職員が少ない日があるのに気づいた。 理由を尋ねると、不法投棄ごみの片付けに回っていると教えられたという。 「ならば環境を商売にする私が何とかしよう、と思ったわけです」 加藤さんはこう考えた。 神社や寺院の敷地にごみが少ないのは、神仏への畏敬(いけい)の念からだろう。それをドライバーたちのモラル向上に生かせないか。 思い浮かんだのは、神社にある鳥居だった。 構造はシンプルで、作りやすそうだと思った。しかし、公的機関は「政教分離」が原則だ。懸念が持たれないよう、もとの形に工夫を加えることにした。 鳥居は2本の横木のうち上の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍派・池田議員を逮捕へ 裏金4800万円、不記載か 東京地検
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部は、同派所属の池田佳隆衆院議員(57)=比例東海、当選4回=を政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で7日にも逮捕する方針を固めた。関係者への取材でわかった。 秘書と共謀、規正法違反容疑 池田氏は直近5年間で、派閥から裏金としてキックバック(還流)を受けた計約4800万円の収入を自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載しなかった疑いがあり、秘書も本格的に取り調べる方針。特捜部は昨年12月27日に池田氏の国会議員会館の事務所などを捜索していたが、実態解明にはさらに本格捜査が必要と判断した模様だ。 関係者によると、安倍派では… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川県の震度6弱「感じにくい地震の可能性」 計測機器の調査も予定
6日夜に能登半島沖を震源とする地震があり、気象庁は同日、石川県志賀町で最大震度6弱を観測したと発表した。ただ、周辺の震度は震度1~3にとどまっており、計測機器に異常がなかったか現地を調べる。 同庁によると、地震は6日午後11時20分に発生。いずれも暫定値で震源の深さは5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・3。志賀町香能で震度6弱を観測したものの、最も近い観測点である同町富来領家(とぎりょうけ)町ですら震度3にとどまっていた。周辺との震度の差が大きすぎたことから、観測データに異常がないかを確認し、発生から16分後に震度速報を発表した。 その後、記者会見を開いた鎌谷紀子・同庁地震津波監視課長は、今回の地震は震源がごく浅く、観測点に近かったことから「M4・3でも震度6弱を観測することはあり得る」とし、地震の波形も「正常に見える」と説明。「揺れた時間が2~3秒程度と短く、揺れを感じにくい地震だった可能性がある」と話した。 ただ、周辺で震度4以上が観測されなかったことから、現地に職員を派遣して計測機器の土台などに亀裂や破損などがないか調べるという。 1日夕の能登半島地震以降、石川県内では複数の観測点でたびたびデータが送信されない不具合が確認されている。今回、震度6弱を観測した地震計もその一つ。同庁職員が3日に現地調査した際には、震度が過大に観測される異常は見られなかったという。(大山稜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】輪島・珠洲に大雨警報 7日夕まで土砂災害に警戒呼びかけ
1月1日夕に起きた能登半島地震。被害の深刻な地域を中心に、道路やライフラインの途絶が続いています。タイムライン形式でお伝えします。 ■■■1月7日■■■ 02:00 輪島市と珠洲市に大雨警報 気象庁は7日未明、石川県輪島市と珠洲(すず)市に大雨警報(土砂災害)を発表した。能登半島では7日夕方まで土砂災害に警戒するよう呼びかけている。これまでの地震で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる可能性がある。 01:30 志賀町の震度6弱観測、気象庁「揺れを感じにくい地震の可能性」 6日夜に能登半島沖を震源とする地震があり、気象庁は同日、石川県志賀町で最大震度6弱を観測したと発表した。ただ、周辺の震度は震度1~3にとどまっており、計測機器に異常がなかったか現地を調べる。 同庁によると、地震は6日午後11時20分に発生。いずれも暫定値で震源の深さは5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・3。志賀町香能で震度6弱を観測したものの、最も近い観測点である同町富来領家(とぎりょうけ)町ですら震度3にとどまっていた。周辺との震度の差が大きすぎたことから、観測データに異常がないかを確認し、発生から16分後に震度速報を発表した。 その後、記者会見を開いた鎌谷紀子・同庁地震津波監視課長は、今回の地震は震源がごく浅く、観測点に近かったことから「M4・3でも震度6弱を観測することはあり得る」とし、地震の波形も「正常に見える」と説明。「揺れた時間が2~3秒程度と短く、揺れを感じにくい地震だった可能性がある」と話した。 ただ、周辺で震度4以上が観測されなかったことから、現地に職員を派遣して計測機器の土台などに亀裂や破損などがないか調べるという。 1日夕の能登半島地震以降、石川県内では複数の観測点でたびたびデータが送信されない不具合が確認されている。今回、震度6弱を観測した地震計もその一つ。同庁職員が3日に現地調査した際には、震度が過大に観測される異常は見られなかったという。(大山稜) 00:45 震度6弱、官房長官「重大な影響が認められない」 石川県志賀町で6日深夜に震度6弱を観測したとの気象庁の発表について、林芳正官房長官は首相官邸で記者団に「現地からの報告を総合的に判断した結果、重大な影響が認められないとの結論に至った」と述べた。「厳しい状況が続いているが、安全第一で引き続きお願いしたい」とも強調した。 ■■■1月6日■■■ 23:20 石川県志賀町で震度6弱 気象庁によると、6日午後11時20分ごろ、能登半島沖を震源とする地震があった。石川県志賀町で震度6弱、七尾市、輪島市、中能登町で震度3を記録した。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・4と推定される。この地震による津波の心配はないという。 16:30 石川の死者126人に 安否不明者は210人 石川県は6日午後4時時点で、県内の死者が126人になったと発表した。 県によると、死者は輪島市で69人、珠洲市で38人、穴水町で9人、七尾市で5人、志賀町と能登町で各2人、羽咋市で1人。行方不明者は珠洲市で1人となっている。地震が原因とは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者は210人という。 金沢地方気象台によると、7日は気温が急激に下がり、夕方から8日午前にかけて、加賀・能登ともに大雪になる見込みという。 13:30 金正恩氏から見舞いのメッセージ 林芳正官房長官は記者会見で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記から岸田文雄首相に宛てて、能登半島地震の被災者らへのお見舞いのメッセージが6日に届いたと発表した。北朝鮮としてはまれな対応とされ、林氏は「感謝の意を表したい」と述べた。 北朝鮮の最高指導者から日本の首相に宛てた過去のお見舞いメッセージについて、林氏は「1995年の阪神淡路大震災に際しては(当時の)姜成山(カンソンサン)首相から送られたと承知しているが、2011年の東日本大震災を含め、近年の例は承知していない」とした。 林氏は「各国・地域からお見舞いのメッセージを受け取っており、日本政府として感謝している」と説明。「政府としては目下、被害に遭われた方への対応に全力で取り組んでいる。各国首脳からのメッセージの逐一に際して返信等は現時点では行っていない」とした。 12:25 岸田首相、激甚災害の指定も「視野に入る」 「被害の甚大さ、大きさを強く感じている」。岸田文雄首相は、能登半島地震での死者が100人に上ったことを受け、首相官邸で記者団にこう述べた。「被災地のみなさまが元の暮らしを早期に取り戻せるよう、私自身、先頭に立って取り組みを続けなければならないと強く感じている」とも語った。 自治体が行う復旧事業への国庫補助率を引き上げる「激甚災害」の指定については、「被害の規模から見て指定が視野に入る」とした上で、「被害状況調査を速やかに進め、迅速に対処したい」と述べた。 11:50 自衛隊400人増、5400人態勢に 木原稔防衛相は、被災地で活動する自衛隊員を5日から400人増やし、約5400人態勢とすると発表した。記者団に「避難生活が長期化している。被災者に寄り添った生活支援活動を強力に推進するため、さらに部隊を増強させる」と述べた。 木原氏によると、自衛隊は給水・給食支援のほか、携帯電話の通信環境の改善のため、通信事業者の輸送支援もしている。6日は人員捜索犬12匹、航空機約30機、艦艇9隻も活動するという。在日米軍からの支援の申し出については「現時点では(各国の支援は)一律に受け入れていない」と説明。今後は現地のニーズを踏まえて、受け入れを検討する考えを示した。 11:30 石川県内の死者100人に 石川県は6日、死者が100人になったと発表した。県内は6日から8日にかけて大雨や大雪、強風など天候の悪化が見込まれる。土砂災害の恐れや交通障害、気温低下による被災者の健康への影響が懸念されている。 県によると、6日午前11時半現在で、死者は輪島市で59人、珠洲(すず)市で23人、穴水町8人、七尾市5人、能登町と志賀町で各2人、羽咋(はくい)市で1人。地震のためとは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者は輪島市139人、珠洲市50人、穴水町11人など計211人。 【動画】能登半島地震の前後に撮影された石川県の衛星写真=ロイター、MAXAR TECHNOLOGIES 10:20 岸田首相「みなし避難所」活用を指示 ホテルや旅館を自治体が借り上げ 岸田文雄首相は非常災害対策本部会議を首相官邸で開き、被災地から離れた場所への避難を希望する被災者に対応するため、ホテルや旅館などの空室を自治体で借り上げる「みなし避難所」の活用を図るよう関係閣僚に指示した。 孤立地域の早期解消に向け、石川県が管理する国道249号については、国が県に代わって道路の緊急復旧工事にあたる方針を説明。自動車専用道路「のと里山海道」については、緊急輸送ルートの確保のため、交通規制を実施する方向で県と調整していることも明らかにした。首相は「避難所のみなさまは冬の寒さも加わり、厳しい日々を送っている。避難所の環境改善にも一刻も早く取り組んでほしい」と述べた。 10:00 石川県は6日、災害ボランティア受け付けの窓口になるホームページを開設した。被災地では救命活動やライフライン復旧作業が続けられており、被災地に電話などはせず、ボランティア参加はこのホームページを通してほしいと呼びかけている。 希望者は同ホームページで事前登録し、後日届いた活動依頼メールで活動日を仮予約。当日、仮予約したボランティアセンターに行く。詳しくはホームページ(https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/)で。 […]
二階元幹事長を任意聴取 派閥パーティーめぐる事件 東京地検
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部が「志帥会」(二階派)会長の二階俊博・元党幹事長や、派閥の実務を取り仕切る事務総長経験者らから、任意で事情聴取したことが、関係者への取材でわかった。 関係者によると、二階派では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分を、派閥の政治資金収支報告書に収入として記載していなかった疑いがある。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)罪の時効にかからない2018~22年の5年間で、総額は1億円を超えるという。 ノルマ超過分は議員側にキックバック(還流)する運用で、還流分は派閥の支出として記載し、議員側も寄付収入として計上していたとされる。 議員がノルマ超過分を派閥に納めない場合もあり、派閥の収入に記載されていないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川県志賀町で震度6弱観測 マグニチュード4.4、津波の心配なし
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】石川県で震度6弱観測、官房長官「重大な影響認められず」
1月1日夕に起きた能登半島地震。被害の深刻な地域を中心に、道路やライフラインの途絶が続いています。タイムライン形式でお伝えします。 ■■■1月7日■■■ 00:45 震度6弱、官房長官「重大な影響が認められない」 石川県志賀町で6日深夜に震度6弱を観測したとの気象庁の発表について、林芳正官房長官は首相官邸で記者団に「現地からの報告を総合的に判断した結果、重大な影響が認められないとの結論に至った」と述べた。「厳しい状況が続いているが、安全第一で引き続きお願いしたい」とも強調した。 ■■■1月6日■■■ 23:20 石川県志賀町で震度6弱 気象庁によると、6日午後11時20分ごろ、能登半島沖を震源とする地震があった。石川県志賀町で震度6弱、七尾市、輪島市、中能登町で震度3を記録した。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・4と推定される。この地震による津波の心配はないという。 16:30 石川の死者126人に 安否不明者は210人 石川県は6日午後4時時点で、県内の死者が126人になったと発表した。 県によると、死者は輪島市で69人、珠洲市で38人、穴水町で9人、七尾市で5人、志賀町と能登町で各2人、羽咋市で1人。行方不明者は珠洲市で1人となっている。地震が原因とは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者は210人という。 金沢地方気象台によると、7日は気温が急激に下がり、夕方から8日午前にかけて、加賀・能登ともに大雪になる見込みという。 13:30 金正恩氏から見舞いのメッセージ 林芳正官房長官は記者会見で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記から岸田文雄首相に宛てて、能登半島地震の被災者らへのお見舞いのメッセージが6日に届いたと発表した。北朝鮮としてはまれな対応とされ、林氏は「感謝の意を表したい」と述べた。 北朝鮮の最高指導者から日本の首相に宛てた過去のお見舞いメッセージについて、林氏は「1995年の阪神淡路大震災に際しては(当時の)姜成山(カンソンサン)首相から送られたと承知しているが、2011年の東日本大震災を含め、近年の例は承知していない」とした。 林氏は「各国・地域からお見舞いのメッセージを受け取っており、日本政府として感謝している」と説明。「政府としては目下、被害に遭われた方への対応に全力で取り組んでいる。各国首脳からのメッセージの逐一に際して返信等は現時点では行っていない」とした。 12:25 岸田首相、激甚災害の指定も「視野に入る」 「被害の甚大さ、大きさを強く感じている」。岸田文雄首相は、能登半島地震での死者が100人に上ったことを受け、首相官邸で記者団にこう述べた。「被災地のみなさまが元の暮らしを早期に取り戻せるよう、私自身、先頭に立って取り組みを続けなければならないと強く感じている」とも語った。 自治体が行う復旧事業への国庫補助率を引き上げる「激甚災害」の指定については、「被害の規模から見て指定が視野に入る」とした上で、「被害状況調査を速やかに進め、迅速に対処したい」と述べた。 11:50 自衛隊400人増、5400人態勢に 木原稔防衛相は、被災地で活動する自衛隊員を5日から400人増やし、約5400人態勢とすると発表した。記者団に「避難生活が長期化している。被災者に寄り添った生活支援活動を強力に推進するため、さらに部隊を増強させる」と述べた。 木原氏によると、自衛隊は給水・給食支援のほか、携帯電話の通信環境の改善のため、通信事業者の輸送支援もしている。6日は人員捜索犬12匹、航空機約30機、艦艇9隻も活動するという。在日米軍からの支援の申し出については「現時点では(各国の支援は)一律に受け入れていない」と説明。今後は現地のニーズを踏まえて、受け入れを検討する考えを示した。 11:30 石川県内の死者100人に 石川県は6日、死者が100人になったと発表した。県内は6日から8日にかけて大雨や大雪、強風など天候の悪化が見込まれる。土砂災害の恐れや交通障害、気温低下による被災者の健康への影響が懸念されている。 県によると、6日午前11時半現在で、死者は輪島市で59人、珠洲(すず)市で23人、穴水町8人、七尾市5人、能登町と志賀町で各2人、羽咋(はくい)市で1人。地震のためとは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者は輪島市139人、珠洲市50人、穴水町11人など計211人。 【動画】能登半島地震の前後に撮影された石川県の衛星写真=ロイター、MAXAR TECHNOLOGIES 10:20 岸田首相「みなし避難所」活用を指示 ホテルや旅館を自治体が借り上げ 岸田文雄首相は非常災害対策本部会議を首相官邸で開き、被災地から離れた場所への避難を希望する被災者に対応するため、ホテルや旅館などの空室を自治体で借り上げる「みなし避難所」の活用を図るよう関係閣僚に指示した。 孤立地域の早期解消に向け、石川県が管理する国道249号については、国が県に代わって道路の緊急復旧工事にあたる方針を説明。自動車専用道路「のと里山海道」については、緊急輸送ルートの確保のため、交通規制を実施する方向で県と調整していることも明らかにした。首相は「避難所のみなさまは冬の寒さも加わり、厳しい日々を送っている。避難所の環境改善にも一刻も早く取り組んでほしい」と述べた。 10:00 石川県は6日、災害ボランティア受け付けの窓口になるホームページを開設した。被災地では救命活動やライフライン復旧作業が続けられており、被災地に電話などはせず、ボランティア参加はこのホームページを通してほしいと呼びかけている。 希望者は同ホームページで事前登録し、後日届いた活動依頼メールで活動日を仮予約。当日、仮予約したボランティアセンターに行く。詳しくはホームページ(https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/)で。 10:00 石川県内の死者98人、避難者は3万1千人 石川県は6日午前8時時点で、県内で98人の死亡を確認したと明らかにした。 県によると、死者は輪島市で59人、珠洲(すず)市で23人、穴水町6人、七尾市5人、能登町と志賀町で各2人、羽咋(はくい)市で1人。行方不明者は珠洲市で1人、地震のためとは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者は211人。重軽傷者は516人。避難者数は約3万1千人という。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル