【動画】倒壊家屋の下敷きになっていた女性2名が発見された=田辺拓也撮影 最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県珠洲市正院町で6日午後8時20分ごろ、警視庁特別救助班と福岡県警特別救助班などが、倒壊した家屋の下敷きになっている女性2人を救助した。約124時間ぶりの救出とみられる。 警視庁や石川県警によると、うち1人は90代女性で、呼びかけに応じたほか、手を触ると温かく、脈がある状態で発見された。市総合病院に搬送され、容体は徐々に安定してきたという。もう1人の40代女性は心肺停止の状態で見つかった。 説明では、市内の避難所で聞き込みをしていた福岡県警の警察官が、「倒壊した家屋に取り残されている可能性がある」「手が見える」との情報を得た。1階部分が倒壊した2階建て家屋の中を警視庁などと確認したところ、がれきに挟まれている女性2人を発見。6日昼ごろから救出に当たっていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「痛恨の極み」福岡県警本部長 警部補傷害致死事件で臨時署長会議
福岡県警田川署地域3課の広瀬守隆警部補(57)が傷害致死容疑で逮捕されたことを受け、県警は6日、臨時の署長会議を開いた。岩下剛本部長は署長ら約130人に「県民の信頼を大きく裏切り、昼夜を分かたず真摯(しんし)に取り組む警察職員への背信行為」と述べた。 岩下本部長は訓示で、事案について「警察官が実の妹に傷害を追わせ死亡させる事件の容疑者となったことは痛恨の極み」と指摘。県警に厳しい批判が集中しているとし、「週末に臨時の会議が開催された意味をしっかり受け止め、最前線で地道に活動している職員との積極的なコミュニケーションを確保し、温かみのある働きやすい職場づくりや職場の士気の高揚を図ってほしい」と訴えた。 県警では昨年、飲酒運転や覚醒剤使用、保険金の不正請求詐欺、交通違反取り締まりの虚偽文書作成など、懲戒免職や停職処分される不祥事が相次いだ。(鈴木優香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
妻と子がいた家に土砂、今も行方分からず 「どうか無事で」願う父
【動画】11人が行方不明の土砂崩れ現場=関田航、平野真大撮影 能登半島地震で最大震度6強を観測した石川県穴水町。町役場の南東1キロほどの山あいの住宅地では住宅4軒が土砂に埋もれた。5人が死亡、計11人の安否が分からず、救助活動が続いている。 親戚一同が集まった元日のだんらんは、突然の揺れで一変した。土砂にのまれた家屋を前に、涙を流す男性の姿があった。金沢市の寺本直之さん(52)。ここは、妻弘美さん(53)の実家だった。 年末年始は例年、妻の両親宅に集まり、新年を迎えていた。東京近辺で働く長男と次男、それに三男や長女と4人の子どもがそろうにぎやかな場。ただ、今年は寺本さんは仕事で参加できなかった。 1日の地震直後から、家族とは連絡が取れなくなった。それでも「電波状況が悪いからだろう」と思っていた。 だが、3日にインターネットの地震関連のニュースで、見覚えのある光景を目にした。倒壊した妻の実家。「頭が真っ白になった」 穴水町役場に確認すると、倒… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドコモ・KDDI、船上基地局の運用開始 輪島の沖合から電波届ける
能登半島地震によって石川県の一部で通信障害が続いていることを受け、携帯大手のNTTドコモとKDDIは6日、船上から電波を飛ばす「船上基地局」の運用を共同で始めた、と発表した。陸路での機材の搬入が進まず復旧が困難な輪島市の沿岸エリアに電波を届け、一部地域では携帯電話サービスが回復した。 船上基地局は、NTTグループ会社の海底ケーブル敷設船に、ドコモとKDDIの基地局設備を設置している。輪島市の沖合1・7キロ付近に停泊した船上から電波を飛ばし、基地局から数キロのエリアをカバーできるという。 両社は2020年、頻発する災害などに備え、連携協定を結んだ。共同で船上基地局を運航するのは、今回が初めてだ。 ソフトバンクも同日、輪島市内で「ドローン基地局」の運航を始めた。上空に停留させたドローンから半径数キロに電波を届けるものだ。地上の給電装置から有線で電力を供給することで、長時間利用できるという。(松本真弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「孤立集落」で孤独感を増す避難者たち 「自分の状況が分からない」
能登半島地震では、道路の寸断による孤立状態が各地で続く。石川県が「孤立集落」と公表する地区に5日午後、記者2人が入った。避難所近くで6日朝まで車中泊しながら、身を寄せる人たちの声を聞いた。 向かったのは輪島市東部の町野地区。迂回(うかい)路となった県道はいたるところに亀裂や陥没があった。道沿いは倒壊したままの民家が並ぶ。 約300人が避難する東陽中学校にたどり着いたのは午後4時ごろ。付近の家屋の倒壊は一段とひどく、瓦や柱、生活用品などが散乱していた。 惣田登志樹さん(71)の自… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
川勝知事が9県1市の被災地支援会議を欠席 県幹部代理で本人は行事
静岡県の川勝平太知事が4日、能登半島地震を受けて開催された北信越や東海など中部9県と名古屋市の連絡会議を欠席し、政財界の要人らが一堂に会する地元メディア主催の「新年のつどい」に参加していた。静岡県以外の県や市は知事や市長本人が出席していた。 中部9県と名古屋市は災害発生を想定した応援協定を結んでおり、物資の提供や人員の派遣などの連絡調整にあたっている。今回の会議は1日に発生した能登半島地震を受けて幹事の三重県が呼びかけ、オンラインで開催された。川勝知事は「つどい」に出席するため一時県庁を離れ、代理出席者で対応した。 会議は東日本大震災を経験した全国知事会長の村井嘉浩・宮城県知事も参加。石川県の馳浩知事が冒頭「石川県を助けてください」と訴え、出席した首長らは石川県を重点支援先とする方針を確認した。代理出席した静岡県の黒田健嗣・県危機管理監は発言を求められる場面はなかった。 川勝知事はこの会議の前に開かれた記者会見で、石川県穴水町を拠点に被災地に寄り添い、長期的に支援に取り組む方針を表明。同日の仕事始め式でも幹部職員に「ひとごとではない」と訴えたばかりだった。 県によると、知事の公務を所管する知事戦略局が「別の予定がある」として災害対応にあたる危機管理部に代理出席を要請したという。県幹部は「会議の代理出席は認められており、対応に問題はなかったと認識している」と話す。 一方、「先約」を優先した判断は今後、県議会で新たな火だねになる可能性もある。議会対応や県民の苦情対応に追われる中堅職員の一人は「自身の行動や発言にもう少し気を配ってほしい」とこぼす。 川勝知事は経済史の研究者から知事に転じて現在4期目。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで有権者の支持を集める一方で、その言動をめぐって物議をかもすことも少なくない。2021年の参院補選の応援演説では、対立候補が首長を務めた自治体について「コシヒカリしかない」と発言したことが問題視され、県議会が辞職勧告決議案を可決したこともある。(床並浩一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら 能登半島地震 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Japon : le séisme du Nouvel An a fait 110 morts, selon un nouveau bilan
Les services de secours continuent, samedi 6 janvier, à fouiller inlassablement les décombres du séisme dévastateur qui a ébranlé le centre du Japon au Nouvel An, qui a causé la mort d’au moins 110 morts et en a blessé 510 autres, selon un dernier bilan. Environ 210 personnes restent par ailleurs […]
「人とつながること大切」 帰省先や旅行先で被災した人たちに聞いた
元日に能登半島を襲った地震では帰省先や旅行先で被災した人も多い。知らない土地で災害に遭う可能性は誰にでもある。実際に被災した人たちはどう避難したのか。 金沢市の林由美子さん(60)は、珠洲市上戸町の山沿いにある旅館に15人ほどのグループで滞在中、地震に遭った。 再び激震が来たら旅館が孤立するかもしれない――。車に分乗して消防署に移動し、車内や署内で翌朝までしのいだ。 林さんは目が不自由で、左目… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川などで断水計7万2千戸 給水車を追加派遣 被害把握に時間
最大震度7を観測した能登半島地震で、水道への被害が続いている。6日時点で、石川県など3県で計約7万2千戸が断水した状態だ。厚生労働省は6日から給水車の派遣を増強。日本水道協会の支援を受け、現在派遣している45台に加え、新たに37台を順次、追加で現地に送る。 復旧の見通しについて、厚労省は被災地での道路状況が改善しておらず「水道施設の被害をすべて把握できていない」としまだ時間がかかりそうだとする。 厚労省によると、地震により3県で最大計約12万戸以上で断水が発生。一部は解消したが、6日朝時点で石川県で約6万6千戸、富山県で5640戸、新潟県で151戸が断水となっている。特に被害が大きい石川県では、南部では解消しつつあるが、中能登町以北では断水の状況は改善されていない。また、治療などで大量の水を必要とする医療機関では、石川県で11、富山県で3医療機関が断水している。 地震による断水には、取水や浄水、配水施設の損傷のほか、道路の崩落・陥没などによる水道管の破損といった様々な原因がある。 これら施設の被災状況を現地で確認し、補修・復旧を図る必要がある。厚労省によると、地震による道路の寸断などで確認に時間がかかっているという。 国土交通省によると、石川県… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
品川駅で女性がホームから転落してけが 殺人未遂容疑で男を逮捕
6日午後1時半ごろ、東京都港区のJR品川駅で、60代の女性がホームから線路に転落し、けがを負った。警視庁は殺意をもって女性を転落させたとして、大阪府富田林市の職業不詳の男(39)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。 高輪署によると、男はホームで電車待ちの列の一番前にいた女性の背中を手で押した。女性は線路に落ち、そのころに電車がホームに入ってきたが、電車と接触したかは不明という。 女性は額にけがを負った。意識はあるが、けがの全治は不明。男は女性と面識がないという。 事件発生後に複数の110番通報があり、近くにいた人が男を取り押さえ、警察官に引き渡した。同署によると、男は容疑を認め、「死ぬまで塀の中に入っていたいからやりました」と話しているという。 JR東日本によると、事故があったのは東海道線上りの6番線ホーム。ホームドアはない。この事故でこの列車は約1時間にわたって運転を見合わせた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル