多田晃子2023年12月23日 0時00分 【動画】12月23日に90歳の誕生日を迎えた上皇さま=宮内庁提供 上皇さまは23日、卒寿となる90歳の誕生日を迎えた。宮内庁によると、国内外でのこれまでの出会いを大切に、上皇后美智子さまとともに交流を続け、国民や平和に思いを寄せているという。 在位中の1997年のブラジル訪問を機に、現地の学校の生徒から毎年、日本語の作文が送られている。今年も届いた運動会の案内状や作文集にお二人で楽しそうに目を通し、側近を通じて学校に礼状を送ったという。また、かつて静養先で訪ねた農家の人々との再会を楽しんだほか、85年の外国訪問時に対面して交流が始まった日本人ピアニストの演奏会を訪れた。 お二人で規則正しく穏やかに過ごし、沖縄や平和への思いは今も強く、関連の展示に足を運ぶ。琉歌や琉球舞踊など沖縄の文化や歴史をはじめ、ハンセン病療養所などを訪問した思い出、疎開中の生活などがよく話題に上るという。 朝夕の新聞やニュースを見て国民生活に心を配り、地震が発生すると、テレビの速報で被災状況を確認する。被災地のその後を心に留め、とりわけ原発事故による放射能汚染でいまだ帰還困難者がいる福島県の状況を案じている。今年の宮城県石巻市内の神社での東日本大震災物故者慰霊祭では、お二人が天皇、皇后両陛下時代に被災者に思いを寄せて詠んだ歌を歌詞とする祭祀(さいし)舞が奉奏され、後に届けられたDVDでその様子を見たという。 アフガニスタンなど、訪問当時と社会情勢が一変している国について、外部の識者から説明を受けたこともあるという。 夕食後は側近と話をすることに加え、最近はオセロや将棋を楽しむこともある。 昨年7月に診断された三尖弁(さんせんべん)閉鎖不全による右心不全は、現在も心不全の診断指標であるBNP値がやや高く、少量ながら胸水貯留も認められるが、薬の服用や水分の摂取制限などの内科的治療により昨年末以降、比較的安定した状態が続いている。 学友で学習院中・高等科で同級だった織田正雄さん(89)は、上皇さまは若い頃から「日本人全員のための天皇だ。皆に公平でなければならない」と繰り返し話していたといい「非常に強い責任感のもと、国民に心を寄せるため、国民の生活を理解しようと努力をされていた」と話す。織田さんは「退位されて安心されているのでは。これからも健康に気をつけて過ごしてもらえれば」と話す。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上皇さまが退位後も励むハゼの分類研究 論文の再検討、熱意変わらず
最新式の顕微鏡や数々の標本が並ぶ皇居内の生物学研究所。ここが上皇さまの研究拠点だ。 上皇さまは、ハゼ科魚類の分類に関する研究を長年続けてきた。 「時間にとらわれないで、これまでに発表した論文を見直すことも必要ではないか」 研究を支える一人、上皇職御用掛の林公義(まさよし)さん(76)によると、上皇さまは退位後、そんな考えを話したという。年齢を考慮し、新たな研究テーマを選択するのではなく、現在は、発表した論文の再検討に力を注いでいる。 毎週月曜と金曜は皇居内の生物学研究所でそれぞれ約3時間半、水曜はお住まいの仙洞御所の研究室で約2時間研究する。毎回、林さんかもう一人の専門官が同席し、国内外の論文を確認したりハゼの標本を顕微鏡で観察したりする。 昨年から課題を①チチブとヌマチチブの分類・生態学的研究②日本産クモハゼ属の分類学的研究に絞った。チチブとヌマチチブは、鰾(うきぶくろ)の形状やひれの動きと遊泳行動との関係を明らかにし、標本の形質的観察に加え、他の研究者の協力を得てCTスキャンによる骨格構造解析も取りいれるなど手法を広げて研究する。両種の生息環境の違いを確認するため、2河川に生息する両種のすみ分けに関する野外調査の結果も検討する。かつて1980年に論文の共著者と発表した日本産クモハゼ属6種の分類形質が、その後10種に増えたことから当時の記載内容を再検討している。 自身の目で確認しないと納得せず「今の話はどの文献に載っているのか」と尋ね、疑問が解消しないと次の段階には進まない。時には、モニター画面の前で立ったまま標本写真の映像を見て議論することもあるという。 最近は顕微鏡につないだモニターで標本画像を拡大するなど工夫を凝らす。 林さんとは50年以上親交がある。林さんが神奈川県の横須賀市博物館(現在の同市自然・人文博物館)の学芸員をしていた70年、上皇さまの弟の常陸宮さまが同館を訪問。自己紹介で林さんがハゼ科のヨシノボリの生態調査をしていることを伝えたところ、「皇太子殿下(上皇さま)がハゼの研究者であるのを知っていますか」「お会いになったことはありますか」と尋ねられ、「今度、皇太子殿下にお伝えしておきます」と伝えられた。 また、林さんが所属していた大学のクラブ活動の卒業生に、皇太子時代の上皇さまの魚類研究をサポートする職員がいたことから、赤坂御用地に足を運ぶように。同年に東宮御所(当時)で皇太子時代の上皇さまと初対面して以降、葉山御用邸(神奈川県)での静養中に散策に同行したり、海で一緒にハゼの採集をしたりするなど交流が続いた。研究材料も度々提供。沖縄・石垣島で採集したハゴロモハゼは、国内では初記録となることから、研究仲間とともに献上して和名をつけてもらった。2018年4月から侍従職御用掛、19年5月から上皇職御用掛として研究を支えている。林さんは「研究に対する熱意は少しも変わらない。これからも楽しみながら続けて頂きたい」と話す。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄知事、辺野古設計変更を不承認方針 国は前例のない「代執行」へ
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、新たな区域の埋め立てのため防衛省が申請した設計変更を承認するよう県に命じた福岡高裁那覇支部判決をめぐり、県は25日の期限までに承認しない方針を固めた。国は県に代わって承認する「代執行」を年内にも行う見通しで、来年1月にも県が埋め立てを認めていない区域で工事が始まる。 国が地方自治体の事務を代執行した事例は過去にない。国と地方の関係を対等と位置づけた地方自治法の理念を損なうとの批判も出ている。 代執行は、期限内に玉城デニー知事が設計変更を承認しない場合に行われるもので、判断が注目されていた。玉城氏は代執行訴訟で、知事選や県民投票で示された埋め立て反対の民意を尊重するよう訴えており、20日の判決後も「到底容認できるものではない」と強く反発していた。最高裁へ上告する方向で最終調整している。 高裁支部判決は、設計変更の承認を拒み続ける玉城氏の対応を放置すれば、「普天間飛行場の危険性の除去がされず、または大幅に遅延する。社会公共の利益を侵害する」と判断。承認する法的義務が確定した9月の最高裁判決に従わないことは「憲法が基本原理とする法の支配や法治主義の理念を著しく損なう」などと指摘した。 玉城氏は「沖縄県民が示す明… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車椅子転倒、男性死亡させた疑い 大阪・西成署員2人を書類送検
大阪府警は22日、いずれも西成署生活安全課の男性巡査長(27)と男性警部補(49)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。 捜査1課によると、2人は10月7日、男性(62)を車椅子に乗せて移動中、7階建て集合住宅の1階エントランスで、計20・5センチの段差を見落とし、男性を前方に転倒させ、11月24日に脳挫傷による誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡させた疑いがある。 男性は10月6日に泥酔した状態で署に保護された。転倒は、翌7日に署員5人で自宅に送り届けようとしていたところだった。周辺の防犯カメラには、男性が直前の5~6日、路上などで約10回転倒し、頭を打つ様子などが映っていたという。(甲斐江里子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察官が不倫相手に「妻にばれた」とうそ 50万円を要求、懲戒処分
兵庫県警の30代男性巡査部長が、不倫相手の警察官に「妻に不倫がばれた」とうそをつき、慰謝料をだまし取ろうとしたとして、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分を受けていたことが22日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。11月17日付。県警は同日付で詐欺未遂の疑いで書類送検した。 監察官室によると、巡査部長は東播方面の署に勤務していた昨年11月ごろから、別の署に勤める独身の20代女性巡査と不倫関係になった。 今年2月ごろ、「妻に不倫がばれて慰謝料の請求がきている」と巡査に伝え、不倫関係の終わった4月ごろ、妻が巡査に要求してきたとする慰謝料50万円の支払いを求めた。 「お金を払ってくれたらもう連絡せんから」「連絡なかったら(巡査の勤務先の)署に直接連絡する」といった内容の電話やメールも繰り返していたという。 巡査部長は2月に離婚したが妻は不倫を把握しておらず、実際には慰謝料は発生していなかったという。 巡査は支払いを拒否し、上司に相談して発覚した。 巡査部長は県警に対し「だます意図はなく、自分に対する迷惑料として要求した。迷惑をかけて申し訳ない」と説明したという。 中学生踏みつけた警官も また県警は、職務質問の際に男子中学生を転倒させ、上半身を2~3回踏みつけたとして、阪神方面の署の50代男性巡査部長を11月21日付で本部長訓戒の処分にし、特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検した。巡査部長は依願退職した。 職務質問の直前にいったん逃げられたことから「少年の態度に腹が立って、やりすぎました」と話しているという。少年にけがはなかった。(杉山あかり) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷暴動で大坂被告に懲役20年 半世紀前の調書「核心部で信用性」
1971年11月に起きた渋谷暴動事件で、警察官を殺害したとして殺人などの罪に問われた過激派「中核派」の構成員・大坂正明被告(74)に対し、東京地裁は22日、懲役20年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。被告は無罪を主張していたが、判決は、被告を警察官殺害の実行犯の一人と認め、起訴された全ての罪について有罪とした。 高橋康明裁判長は、警察官殺害について「無抵抗の被害者に多数の者が一方的に苛烈(かれつ)な暴行を加え、火炎瓶を投げつけた犯行は残虐かつ非道だ」と指摘。72年に指名手配された被告が長年逃亡を続けたことも「45年以上中核派の支援で逃走を続けた。厳しい非難を免れない」と述べた。被告側は即日控訴した。 判決によると、大坂被告は71年11月14日、東京都渋谷区であった沖縄返還協定に反対するデモに参加。新潟県警から派遣され、警備していた中村恒雄巡査(当時21)を他のデモ参加者と殺意を持って鉄パイプなどで多数回殴り、共犯者が投げつけた火炎瓶によるやけどで死亡させるなどした。 半世紀前の調書の信用性を判断 公判で大坂被告は「殺害現場… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新潟の平地に大雪警報、除雪中3人けが 山沿いで80センチ降雪予想
冬型の気圧配置が強まり、北陸地方の上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、新潟県内は22日、各地で大雪になった。日本海に発生している「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)に伴う雪雲がかかった地域で降雪が強まった。 新潟地方気象台は22日、山沿いを除く地域に大雪警報を出した。同日午後4時の積雪量は、糸魚川市能生68センチ、上越市安塚66センチ、魚沼市守門52センチ、上越市高田51センチ、十日町市十日町50センチ、柏崎市柏崎45センチ、津南町津南44センチ、新潟市中央区42センチ、関川村下関39センチなどとなっている。 県などによると、三条市で60代女性が22日朝、自宅近くを除雪作業中、側溝に左足を踏み外して軽いけがをした。燕市では22日朝に70代男性が、見附市では21日夜に60代男性がそれぞれ除雪作業で軽傷を負った。 気象台によると、雪は23日夕方にかけて降り続く見込みで、22日午前6時から24時間で予想される最大降雪量は、上越の山沿い80センチ、中越の山沿い70センチ、その他の地域60センチ、佐渡30センチとなっている。 23日午前6時からの24時間では、中越の山沿いが40~60センチ、中越の平地と上下越の山沿いが20~40センチ、上下越の平地が10~20センチ、佐渡が5~10センチと見積もられている。24日は冬型の気圧配置が緩み、曇り一時雨か雪となる見込みだという。(鈴木剛志、井上充昌) 立ち往生の防止へ 融雪装置が稼働 1年前に38時間に及ぶ立ち往生が起きた新潟県柏崎市の国道8号。22日は、上り坂に新たに設けられた遠赤外線を使った融雪装置が稼働していた。 融雪装置があるのは、同市米山台にある勾配6%の坂道の登坂車線。毎年のように大型車のスタックが見られる場所で、70メートルにわたり、9台の装置が路面に遠赤外線を照射する。降り続く雪で道路がうっすらと白くなる中、装置の下は円形状に雪が解けていた。 この坂道にはカーボン発熱シートも100メートルにわたり敷設されている。長岡国道事務所はこうした対策で、立ち往生の原因となるスタックを防ぎたい考えだ。(戸松康雄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿の駆除の範囲「広げざるを得ない」 柵内で衰弱の鹿めぐり奈良知事
畑を荒らした鹿が収容される鹿苑(ろくえん)(奈良市)の特別柵の飼育環境をめぐる問題で、山下真知事は22日の定例会見で、「鹿の駆除の範囲を広げて行かざるを得ない」と述べた。これまで駆除が認められない区域の鹿が特別柵に収容されてきたが、その条件を見直し、収容数を減らすことで過密な飼育環境の改善につながるとの考えだ。 奈良の鹿は、合併前の旧奈良市一円の範囲で天然記念物に指定されており、奈良公園とその近隣は「保護地区」、その周辺は「緩衝地区」、さらに外側は「管理地区」となっている。管理地区は2017年以降、年180頭を上限に鹿を駆除できる。一方、「緩衝地区」では駆除ができないため、畑を荒らして捕らえられた鹿は特別柵に収容され、衰弱と過密状態が課題となってきた。 知事の発言は、駆除ができなかった緩衝地区の見直しを意図している。 「緩衝地区」の鹿を引き続き… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌の中1いじめ自殺、「いじめは殺人」 遺族が手記と写真を公表
札幌市立中学校に通う生徒が2021年にいじめを苦に自殺した問題で生徒の両親が22日、「娘の遺書を見た直後にいじめは殺人と感じた。元気だった娘がいじめで精神を壊されたのは事実」など心境をつづった手記と生徒の写真を公表した。市教委の調査報告書については「髪の毛を引っ張られた、雪に埋められたなど暴力行為があったのに仲間はずれや無視などのいじめだけにしている」と批判。「内容をもっと開示してほしかった」と訴えた。 代理人の生越照幸弁護士によると、自殺したのは中学1年生の女子生徒(享年12)。報告書で黒塗りとされた部分には「髪の毛を引っ張られた」「上靴や自転車のサドル、スマートフォン、財布を盗まれた」「トイレに閉じ込められた」「修学旅行で遊覧船から落とされそうになった」などの行為が記されていた。小学6年の時に「飛び降りるために校舎屋上に上ろうとしたのを止められ、逆に扉の鍵を壊したことで先生から怒られた」点なども黒塗りにされ「個人が特定されるような箇所ではなく、市教委の都合で黒塗りされている」と批判した。 いじめの中心は、小学校から同級生だった2人の女子生徒という。本人や保護者から謝罪はなく「憤りを覚えて嘆き悲しんでいます」としている。学校や市教委についても「加害生徒にどう反省を促し、指導したのか具体策の回答がない」などと批判している。(日浦統) ◆悩みの相談先 【SNS相談】 〈NPO法人ライフリンク「生きづらびっと」〉 LINE @yorisoi-chat チャット https://yorisoi-chat.jp/ (月・水・金曜の午前11時~午後10時半、火・木・日曜の午後5時~同10時半、土曜の午前11時~午後4時半) 〈NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア「こころのほっとチャット」〉 LINE/Facebook @kokorohotchat チャット https://www.npo-tms.or.jp/public/kokoro_hotchat/ (毎日の正午~午後3時50分、午後5時~同8時50分、午後9時~同11時50分、月曜午前4時~同6時50分など) 〈NPO法人あなたのいばしょ〉 チャット https://talkme.jp/ (24時間対応) 〈NPO法人BONDプロジェクト〉 ※10代、20代の女性のための相談を実施。LINE @bondproject (月・水・木・金・土曜の午前10時~午後10時) メール hear@bondproject.jp (24時間受け付け) 【電話相談】 〈#いのちSOS〉 0120・061・338 (日、月、火、金、土曜は午前0時~翌午前0時、水・木曜は午前6時~翌午前0時) 〈いのちの電話〉 0570・783・556 (毎日の午前10時~午後10時) 0120・783・556 (毎日の午後4時~同9時) 〈チャイルドライン〉 ※18歳までの子どものための電話 0120・99・7777 (毎日の午後4時~同9時) チャット相談 https://childline.or.jp/chat (実施日はサイトに掲載、午後4時~同9時) ※2023年10月4日現在 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住む場所は更生への第一歩 罪を犯した人を受け入れる自立準備ホーム
風呂があるワンルームの部屋は心から安心できた。 体は男性として生まれたが幼いころから自分の性に違和感を抱いてきたトランス女性(61)。2020年9月に、東京都内にある特定NPO法人「自立支援センターみんなの家」が運営する自立準備ホームに入った。「お風呂がついていて、本当にありがたかった」 大学生のときにカミングアウトして水商売の世界に。覚醒剤で39歳以降に4回逮捕され3回刑務所に収監された。刑務所では独居房だったので問題はなかったが、3回目の出所時に身元を引き受けてもらった更生保護施設は集団生活だった。ほかの男性と4人部屋で、風呂も一緒に入らざるを得なかった。「つらいけど、仕方なかった」 刑務所を出ても住むところがなければ、再犯する確率は高くなります。再犯があれば被害が生まれます。それを防ぐため、行き場のない人たちを支えようと奮闘する各地の自立準備ホームを訪ねました。その3回目です。 仮釈放期間が満了し、保護施設から出ていくよう言われた。水商売で働いていて収入はあったが、発達障害があり、同時に二つのことができない。部屋探しが進まず、困っていたところをみんなの家に受け入れてもらった。更生緊急保護を申請し、3カ月世話になった。 保護委託が切れた後は、自分… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル