小野太郎2023年12月20日 14時22分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、国が新たな区域の埋め立てに必要な設計変更を県に代わって承認するための「代執行訴訟」で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は20日、国の訴えを認め、県に25日までに承認するよう命じる判決を言い渡した。 県が期限内に承認しなければ、国は代執行に踏み切り、軟弱地盤が広がる区域で埋め立てに向けた工事を始める。国が地方自治体の事務を代執行すれば、前例のない措置となる。県は判決に不服があれば最高裁に上告できるが、工事は逆転勝訴するまで止められない。 訴訟では、設計変更を承認しない玉城デニー知事の対応が「著しく公益を害することが明らか」などの代執行の要件を満たすかどうかが争われた。 国側は「我が国の安全保障と普天間飛行場の固定化の回避という重要課題に関わる」と主張した。玉城氏は直近3回の知事選や2019年の県民投票で埋め立てに反対の民意が示されたとしたうえで、「何が沖縄県民にとっての公益であるかの判断は国が押し付けるものでなく、沖縄県民が示す明確な民意こそが公益とされなければならない」と訴えた。 防衛省は18年12月、辺野古南側の沿岸部で土砂投入を始めた。20年4月には北側の大浦湾で軟弱地盤の改良工事が必要として設計変更を申請したが、県が21年11月に「地盤の安定性の検討が不十分」などとして不承認とし、国と県の間で法廷闘争となった。 設計変更をめぐっては9月4日の最高裁判決で県が敗訴し、承認する法的義務が確定した。だが、玉城氏が承認しなかったため、国が地方自治法に基づき、代執行訴訟を起こした。10月30日に第1回口頭弁論が開かれ、玉城氏は法廷で「沖縄県の自主性および自立性を侵害する国の代執行は、到底容認できない」と意見陳述していた。(小野太郎) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
« La Révolution Garo » : l’art de la contestation par le manga
Livre. « Une histoire dans l’Histoire » : c’est ainsi que Claude Leblanc, fin connaisseur du Japon, qualifie son projet. Dans La Révolution Garo, 1945-2002 (IMHO, 300 pages, 24 euros), il retrace la naissance du mythique mensuel de manga Garo, tout en dévoilant un aspect peu connu de la contre-culture de l’époque. Le magazine fut […]
「質問は一番に」生きる恩師の教え バスケ女子代表・林咲希主将
バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023=WC、朝日新聞社など特別協力)が23~29日の日程で始まる。九州・山口から男子11校、女子10校が出場する。福岡県出身で、女子日本代表主将の林咲希選手(Wリーグ富士通レッドウェーブ)に大会の思い出や後輩へのエールを聞いた。(榎本瑞希、太田悠斗) ――精華女子(福岡市)時代はどんな日々でしたか。 バスケが大好きで、精華の練習が「一番きつくて一番楽しい」と感じ、進学しました。きつい練習でも誰かが引っ張り、声を出してやっていく。チーム全員でやることの大切さ、楽しさを経験しました。 監督の大上晴司先生は、選手にコートネームを付けてくれました。私は「競」と書いてセリ。リバウンドや走ること、粘り強さなどで競り勝つ、という意味が込められています。やりこむ力はあったので、「大上先生が考えている以上の選手になりたい」と考えて取り組みました。 ――3年時はインターハイに出場し、国体では県選抜チームで全国2位になりました。ただ、WCは一度も出場できませんでした。 3年の県大会決勝が忘れられません。中村学園女子に延長の末、1点差(71―72)で敗れました。最後の攻撃がパスミスで終わっちゃって。私自身、緊張もあったし、相手の警戒も感じてしまい、思い切ったプレーが出来なかった。精華でのバスケが終わるという悲しさで涙が出ました。 ――大上監督から、毎朝いつも一番乗りで体育館に来て練習していた、と聞きました。それは、引退後も続いたそうですね。 「休む」ということが自分の頭にはなくて、引退後も後輩に伝えるべき仕事があるので、普通に行ったんだと思います。バスケが楽しいから、とりあえず体育館に行って、後輩のリバウンドを取ったのかな。シュート練習をたくさんしたのは覚えています。 五輪前のスランプ、転機は「入らない自分を受け入れる」 ――白鷗大ではシューターに… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知事パーティーの舞台裏 2期目めざすサイン? 券売りにOBも協力
政治家にとって、重要な収入源になっている政治資金パーティー。兵庫県知事が7月に初めて開いたパーティーを取材すると、それに頼らざるを得ない資金集めのリアルが垣間見えた。(鈴木春香) 斎藤元彦兵庫県知事は、7月末に初めての政治資金パーティー「県政報告会」を開いた。報道陣には非公開だった。 複数の関係者によると、券は1枚2万円。政治家は招かず、経済界を中心に800人ほどが集まった。斎藤氏が県政の課題や展望を話し、立食形式で行われたという。 斎藤氏は2期目への意向を明… この記事は有料記事です。残り541文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「不吉の前兆」の竹が開花 1世紀に一度しか咲かないのに…淡路島で
森直由2023年12月20日 11時00分 「120年に一度しか咲かない花」――。そう伝えられているクロチク(黒竹)が、淡路島にある兵庫県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」(淡路市)で開花した。 中国が原産地のイネ科の竹。11月下旬、長さ約1センチの緑色の細長い花が、束になって咲き始めた。先には黄色い雄しべがぶら下がっている。 同館によると、開花のメカニズムや詳しい開花の周期など、多くの謎が残されている植物とされる。 日本では昔から「開花は不吉なことが起こる前兆」との言い伝えもあるという。 同館の担当者は「貴重な開花はうれしいけれど、何も起こらないでほしいです」。(森直由) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
辺野古を空から見つめてみた 土砂投入から5年の変化を写真で比較
有料記事 吉田耕一郎 棚橋咲月2023年12月20日 7時00分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、政府が土砂投入を進めてきた名護市辺野古沿岸。北側の大浦湾周辺は「命の海」と呼ばれ、サンゴ礁が広がり、ジュゴンなど絶滅危惧種約260種を含む5300種以上の生き物が確認されている。 土砂投入から5年となる12月14日を前にした8日、朝日新聞社機「あすか」で上空を飛んだ。この日は天気が良く、窓から見える海は青く透き通り、光が当たった浅瀬の部分はエメラルドグリーンに輝いていた。 米軍キャンプ・シュワブがある辺野古岬の両岸は対照的な姿を見せる。茶色の土砂でほぼ完全に埋め立てられた南側と、未着工で青い海が広がる北側だ。 埋め立てが進んでいない北側の大浦湾では「マヨネーズ並み」とも言われる軟弱地盤が見つかり、国は7万本以上の杭を打ち込む地盤改良工事を予定しているが、沖縄県は防衛省の設計変更申請を認めていない。 国は県に代わり申請を承認するための「代執行訴訟」を起こし、福岡高裁那覇支部で20日に判決が言い渡される。 上空から見る辺野古沿岸の海… この記事は有料記事です。残り248文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1300人が乾杯、万歳… 1億円は「収入の柱」兵庫自民パーティー
自民党派閥の裏金化疑惑で焦点があたる政治資金パーティー。どんな様子で開かれているのか、自民党兵庫県支部連合会が先月開いたパーティーを取材した。(鈴木春香) 11月11日午後2時、神戸市中央区の神戸ポートピアホテル「大輪田の間」。手荷物検査を終え会場に入った。正面には金びょうぶが置かれた舞台。大きな広間には約1300人が集まっていた。自民党県支部連合会が主催した政治資金パーティーの「政経文化パーティー」。報道陣にも案内が届き、公開された。 「なかなか支持率が上がらず、岸田政権に対して厳しい声を頂いている。謙虚に受け止め、丁寧に対応していかなければならない」。厳しい表情であいさつに立ったのは、党本部で選挙対策委員長を務める小渕優子氏だ。県選出の西村康稔衆院議員も、経済産業相(当時)の立場で、人口減や物価高対策などについて語った。 斎藤元彦知事、久元喜造神戸… この記事は有料記事です。残り683文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雨で崩れた城の塀、現れたのは重文級?の構造 識者「極めて貴重」
今年7月の豪雨などで一部が崩れた大分市の府内城跡(あと、県指定史跡)の土塀から、多数のれんが状の土塊(どかい)が見つかっている。土塀の構造材とみられるが、類似の工法で造られた城の土塀は現存例が少なく、専門家は「江戸時代の城郭の工法を知る上で、国の重要文化財に相当する極めて高い歴史的価値を持つ可能性がある」と話している。 府内城は安土桃山時代後期に築城が始まり、1600年代初頭に完成したとみられる、海に面した「海城」だった。天守は焼失して現存せず、城の西側の土塀(高さ1・8メートル、長さ62メートル)が残っている。 2016年の熊本地震で土塀が傾き、木材で補強していたが、7月の記録的な大雨により、高さ1メートル、長さ約6メートルにわたって崩れた。崩れた部分は築城当時のものではないが、内部の出土品などから、江戸時代に複数回にわたり修理が行われたことが確認されている。 ■大雨で崩落 れんが状の土塊… この記事は有料記事です。残り1124文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小倉昭和館が営業再開 旦過火災から1年4カ月ぶり、再建喜ぶ声
昨年8月に北九州市小倉北区の旦過市場一帯で起きた大規模火災で全焼した老舗映画館「小倉昭和館」が19日、もとあった場所で営業を再開した。1年4カ月ぶりの再開にファンらが駆けつけ、樋口智巳館主が一人ひとりに、小倉昭和館と刻印されたまんじゅうを手渡し、感謝を伝えた。 「小倉昭和館再建の思いと重なる」と、初上映作品に選んだのは、「ニュー・シネマ・パラダイス」。第2次世界大戦後のイタリアが舞台の、小さな村の映画館をめぐる物語だ。作中の映画館は焼け、支援を受けて再建を果たす。樋口館主は上映前、「おかげさまでここまでの劇場ができた。皆様と一緒に守ってずっと続けていきたい」とあいさつした。 来場者の中には、76年前に… この記事は有料記事です。残り241文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小1男児、トラックにはねられ死亡 運転手「間に合わず」 世田谷
増山祐史 遠藤美波2023年12月19日 20時15分 19日午後1時55分ごろ、東京都世田谷区北烏山1丁目の区道で、近くに住む小学1年生の高仲翔貴(とき)さん(7)がトラックにはねられた。頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。 警視庁はトラックを運転していた会社員の男(35)=横浜市青葉区=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認め、「気づいたら(男児が)目の前にいた。ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという。容疑を過失運転致死に切りかえて調べる。 成城署によると、現場は直線道路。高仲さんは事故直前、近くの公園付近を歩いていて、停止していた別のトラックのそばから道路に出て、トラックにはねられたという。 現場近くに住む50代の女性は、事故直前に現場近くを歩いていた小学生の娘から事故のことを聞いたという。「この辺りは道が狭く、車は徐行して走ってくれることが多いので驚いている。自分も子どもがいるし、運転もするので他人事ではない」と話した。(増山祐史、遠藤美波) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル