2023年12月16日 20時00分 石川県白山市の住宅で16日、3人が相次いでクマに襲われ、けがをした。1頭が駆除されたが、目撃情報から別の1頭が近くに隠れている可能性があるとして、市は住民に注意を呼びかけている。 消防によると、午前9時50分ごろ、同市安養寺町の住宅で、家人の女性(70)がクマに襲われたと家族から119番通報があった。女性は顔や腕に重傷を負い、病院に搬送された。自宅に隣接する倉庫の前で野菜の仕分け作業をしていたという。 午後0時半すぎには、すぐそばの住宅で男性(75)が車庫のシャッターを開けたところ、出てきたクマともみ合いになり、顔や腕、太ももにけがを負った。午後2時10分ごろには、1、2件目の現場から約200メートル離れた同市鶴来桑島町で女性(67)が玄関のドアを開けて入ろうとしたところクマに襲われ、顔、肩、ひざにけがを負った。 市森林対策課によると、クマは隣接する野々市市の老人ホームの敷地内に侵入するなど逃げていたが、猟友会が午後5時ごろ、3件目の現場から約300メートル離れた白山市部入道町で捕獲して駆除した。体長1・2~1・3メートルの成獣という。 同課によると、この日午前7時ごろ、ごみの回収業者がクマに遭遇したとの通報を受け、パトロールしていたという。駆除された成獣とは別の1頭が2件目の現場近くに隠れている可能性があり、17日朝から捜索するという。 現場は国道157号の周囲に田畑が広がるが、商業施設や工場も点在している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電話で優しく暗証番号を聞く男…実は詐欺犯 音声公開でわかる巧妙さ
「『かけ子』は、だますことのプロ。実際の声を聞いて、いかに巧妙かを知って欲しい」。全国で特殊詐欺の被害が相次ぐ中、群馬県警は12月から、被害者宅に犯人グループからかかってきた電話音声の公開をホームページで始めた。たった数分の電話でだます手口を体感してもらい、被害を1件でも減らすのが狙いだ。 公開された電話は、10月に県内の80代女性の自宅にかかってきたもの。女性はキャッシュカードをだまし取られる被害にあった。電話には録音装置が付いており、「被害をこれ以上増やさないように」と女性が公開に協力してくれた。 市役所をかたる男「介護保険料を戻したい」 公開された音声によると、まず電話をかけてきたのは、市役所介護福祉課の職員をかたる男。自分から名前を伝え、丁寧な言葉遣いだ。「今年4月に『後期高齢者の介護保険料に関するお知らせ』という重要書類をお送りしました。お分かりですか」 女性はこの書類に身に覚えがない様子。すると男は女性の具体的な住所を口に出して確認したうえで、「介護保険料を2万9800円も多くお納めされているのでお戻ししたい。そのための書類だった」と説明。返金手続きのため、「金融機関の担当者から本人確認の電話があります」といい、電話を切った。 すると、金融機関の担当者を… この記事は有料記事です。残り901文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉、神奈川、三重で夏日 全国21地点で12月の最高気温を更新
2023年12月16日 15時56分 南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、16日は15日夜に引き続き、各地で気温が上がった。気象庁によると、16日午後3時10分時点で、全国21地点で最高気温が12月の観測史上最高を更新した。 このうち、千葉県横芝光町で26・2度、神奈川県小田原市で26・0度、千葉県市原市で25・5度、同県茂原市で25・2度、三重県熊野市で25・1度を観測し、最高気温が25度以上の夏日となった。東京都心でも21・1度と、10月下旬並みの高い気温を観測した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
田中角栄の最後の秘書に聞く政治のリアル 領収書なしの陣中見舞いも
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題が、岸田政権を揺るがしています。なぜ、「裏金」をつくる必要があったのか。「政治にカネがかかる」というのは本当か。田中角栄元首相に「最後の秘書」として23年間仕え、今も与野党の国会議員の後援会役員や選挙参謀を務める朝賀昭さん(80)に聞きました。 ――田中氏が現職の国会議員だった時代(1947~90年)、政治資金パーティーは大きな資金源でしたか? 当時、オヤジがパーティー券を売って、政治資金をつくっていたという記憶はないな。パーティーがはやり出したのは、もっと後のことだよね。 ――リクルート事件に端を発した「平成の政治改革」で政治資金規正法が改正され、企業・団体献金の規制が強化された95年以降、政治資金パーティーが増えました。さらに2000年に政治家個人への企業・団体献金が禁止されたことで、パーティーは重要な資金源になりました。 そう、この20年くらいのことだよね。オヤジが脳梗塞(のうこうそく)で倒れた85年、「越山会の女王」と呼ばれた佐藤昭子さんが「政経調査会」を立ち上げ、僕は事務局長を務めた。 佐藤さんは金庫番で、オヤジの支援者と付き合いが深かったから、パーティーがはやり出したころは、100枚単位で頼まれることもあった。 「オヤジは丁寧に頭を下げて」 ――田中氏の現役時代は、どういう形でお金を集めていましたか? 主には「越山会」、その他五… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「居場所は絶対にある」中学生が宣言 子どもの「第三の居場所」完成
不登校や家庭の問題といった悩みを抱える子どもが安心して過ごせる場所をつくろうと、NPO法人が大阪府泉佐野市若宮町に施設を開いた。家庭でも学校でもない「第三の居場所」。開所式で、学校に行けなくなった中学生が「居場所はある」と呼びかけた。 施設は、南海泉佐野駅から徒歩3分の「キリンの家 まちば拠点」。 2階建ての古民家をリフォームしており、子どもの居場所づくりに取り組む地元のNPO法人「キリンこども応援団」が運営する。整備費用や3年間の活動費は、全国で「子ども第三の居場所」づくり事業に取り組む日本財団が負担する。 「こども応援団」の活動拠点としては2カ所目。開所式は11月14日にあり、応援団が運営するフリースクール「キリンのとびら」に通う中学3年の川崎恋さん(15)が開所を宣言した。 中1のときに教室に入るのが怖くなり、学校に行けなくなって、苦しんだ。だけど通い始めたフリースクールで、自然と話せるようになった。 「泣いていたあの日の私に向けて」 体験活動として、仲間たちと… この記事は有料記事です。残り333文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歴史はまだ3年、ゼロから育む伝統芸能 本家は広島、佐賀で学ぶ
伝統芸能といえば、長年の歴史の中、地域の人々が脈々と引き継いできた文化――。そんなイメージとは逆の取り組みが佐賀県内にある。令和になって生まれたのは、他県で名高い芸能にゼロから挑む神楽団だ。長い伝統を築くことはできるか。(岡田将平) 「神楽をやってみたい」思った理由は 11月7日、伊万里市の松浦小学校の体育館に、太鼓や笛、鉦(かね)の音が響いた。 この日は芸術鑑賞会。児童約90人の前に、きらびやかな装束に身を包み、えぼしをかぶった演者が登場した。大和朝廷に仕える大荒田命(おおあらたのみこと)を主人公とした神楽の舞台の始まりだ。 「筑紫肥前の国は嘉瀬川あた… この記事は有料記事です。残り2279文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉、神奈川、三重で夏日 全国17地点で12月の最高気温を更新
2023年12月16日 13時48分 南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、16日は15日夜に引き続き、各地で気温が上がった。気象庁によると、16日午後1時20分時点で、全国17地点で最高気温が12月の観測史上最高を更新した。 このうち、千葉県横芝光町で26・1度、神奈川県小田原市で26・0度、千葉県市原市で25・5度、同県茂原市で25・2度、三重県熊野市で25・1度を観測し、最高気温が25度以上の夏日となった。16日は午後も東日本を中心に気温が高くなる見通し。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
30年間、毎月届いた5千円と手紙 送り主「町内一主婦」さんって?
その白い封筒が届くのは、決まって月末だった。 送り主は「町内一主婦」。5千円札が1枚、入っている。1994年2月から約30年間、毎月欠かさず、郵送されてきた。 宛先は、「福島市社会福祉協議会飯坂協議会」。事務局を担う市飯坂支所の市民係、木本正弘さん(64)は3年ほど前、前任者から「一主婦(いちしゅふ)さん担当」を引き継いだ。以来、楽しみにしていたのが、同封されている手紙だ。 「夕食には春先に植えた春菊を食膳に」 「ナデシコが暑さに負けず、咲いています」 「庭の藤の花が満開となりました」 毎回、紅葉やツバキなどの挿絵があしらわれた便箋(びんせん)に、自宅の庭や畑で育っているとみられる草花の成長がつづられる。室内での仕事が多い木本さんら職員にとって、季節の移ろいを感じさせてくれる存在だった。 3回目の感謝状 「直接お渡ししたいね」 今年の6月末。こんな手紙が届いた。 「長年働いた会社を退職し… この記事は有料記事です。残り787文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「アクセルベタ踏み」ではねられ 「殺意」の認定、逃げた容疑者次第
2022年6月29日発生の大分・別府市で起きたひき逃げ死亡事故、大分県警が男の行方を追う 「これは、ただのひき逃げじゃない。凶器を車に換えただけで、完全な『殺人』だ」 昨年6月に大分県別府市で発生した死亡ひき逃げ事故で、亡くなった大学生の男性(当時19)の父親は今年9月21日、県警別府署で報道陣の取材に応じ、こう力を込めた。 父親らはこの日、中型バイクと原付きの計2台に追突しながらその場を逃げた疑いがある八田與一容疑者(27)に対する罪名について、道路交通法の「救護義務違反」から殺人などに変えるよう求める告訴状を県警に提出していた。 なぜ遺族はこの事故が「完全な殺人」であると主張しているのか。 一方の県警はなぜ、公訴時効が7年と短い「救護義務違反」容疑で八田容疑者を追っているのか。 その理由は事故に至る経緯にある。 事故は昨年6月29日午後7時45分ごろに発生した。交差点で信号待ちをしていた原付きと中型バイクに軽乗用車が追突。2台は40~60メートルほどはね飛ばされ、原付きに乗っていた大学生の男性が死亡、中型バイクの大学生の男性も軽傷を負った。 八田容疑者は軽乗用車を運転していたとされるが、事故直後に裸足で逃走し、その後の行方はわかっていない。 中型バイクの大学生は死亡した学生の同級生で、現場から約400メートル離れたショッピングモールからの移動中に事故に遭った。 事故の数分前「何見てんだよ」 モールを出発したのは事故の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小田原市で25.1度の夏日 全国6地点で12月の最高気温を更新
2023年12月16日 11時28分 南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、16日午前は15日夜に引き続き、各地で気温が上がった。気象庁によると、16日午前10時40分時点で、全国6地点で最高気温が12月の観測史上最高を更新した。 このうち、神奈川県小田原市では25・1度を観測し、夏日(最高気温が25度以上の日)となった。16日は午後も東日本を中心に気温が高くなる見通し。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル